ジョニー・デップに緊急取材。はて、どうやって対応する?

2019年05月13日 06:00

Photos by K.Bito

あなたは、緊急の取材のためある場所に向かっている。相手は「パイレーツ・オブ・カリビアン」に出演したジョニー・デップ。マスコミ嫌いとして知られている。あなたはどうやって対応すべきか。

今回は、『初対面の相手の心を一瞬で開く方法』(KADOKAWA)を紹介したい。著者は、フリーアナウンサーの生田サリーさん。朝日放送で、ワイドテレビ番組をはじめ週に6本の番組に司会で出演するなど活躍後、渡米。現在は、国際イベント・シンポジウムの司会、講演など幅広く活動中。

(生田さん)「大ヒット映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』に出演したときのジョニ・デップへのテレビインタビューは、今でも思い出に残っています。ワールドプレミアの会場は、ロサンゼルスのディズニーランド。世界中から取材陣が集まりました。彼はマスコミ嫌いで質問にあまり答えてくれない人だと聞かされていました。そのため、私もうまく話を開き出せるだろうかと心配していました」

(同)「ですが、実際に彼に会うと、前評判とは違い、とてもフランクで話しやすい雰囲気を醸し出していたので『役づくりのために工夫されたことはありますか?金歯がチャーミングでしたね』とストレートに尋ねてみたのです。すると、表情がイキイキとし始め、彼は笑顔で話しだしました」

ジョニー・デップは、海賊役の役づくりのために、リアルな金歯を入れていた。さらに、接着剤でルビーを張り付けるなど結構無理なことをしていたのを覚えている。

(生田さん)「彼によると、『金歯を入れたのは、自分のアイデアだった』とのこと。そして、娘がその金歯が入った父親の姿に驚いて、『歯を見せて』と何度も言って膝の上から離れなかったというエピソードまで、『パパ』の雰囲気で話してくれました」

(同)「そして、『これからは子どもが喜んでくれる映画に出ようと思っているんだ』と、彼の父親としての知られざるやさしい一面がふんだんに画面を通して伝わりました。私にとって会心のインタビューとなりました」

生田さんは、コミュニケーションは準備が大切だと指摘する。営業先の、会社の商品や歴史、得意分野などを事前に調べて行くと話題が広がる。「この人は、うちの会社を知ろうとしてくれている」ということが伝われば、心を開いてもらえるきっかけにつながる。対人折衝の機会が多く、コミュニケーションを必要とする人にすすめたい一冊である。

尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員
※12冊目となる『波風を立てない仕事のルール』(きずな出版)を上梓しました。

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尾藤 克之
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員

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