アフターコロナを考える:オンライン会議

2020年04月28日 16:00

4月27日(月曜日)日経新聞朝刊5面に経営の視点という、こういうコラムが出ていました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて収録を中止していた、アメリカNBCの人気テレビ番組Saturday Night Live(毎週土曜日の23時30分から生放送)が復活したという書き出しです。この番組の決めゼリフはLive from New Yorkですが、復活の日ではLive from Zoomと決め台詞が変わり、ゲストには新型コロナウイルスに感染して治ったアメリカの人気俳優トム・ハンクス氏がZoomで出演していたそうです。日本のテレビ番組でも最近はスタジオに出演者がみんな集まるのではなく、それぞれの自宅から出演していますよね。

さてズームとは、ネット上で会議(オンラインミーティング)などを開催するためのサービスで100人でも使えます。みんなが一堂に介して発言したりでき、最近では仕事で使うだけではなくて、オンライン飲み会でも使われています。

ズーム以外にもオンラインミーティングができるサービスはいくつかあり、今回の新型コロナウイルス対策でテレワークが増え、よってオンラインミーティングが増えたことから、これらのサービスを利用する人が急激に増えています。例えばズームの場合、昨年12月時点での利用者数は1日に約1000万人でしたが、4月に入ってからは1日に3億人が使うほどに増えています。

ところが急激に増えた分、こうしたオンラインサービスのセキュリティーも問題になっています。例えば「盗み聞き」などですが、企業内でのミーティング情報が盗まれたらこれ困りますよね。また、妨害や愉快犯的な乱入があったりなど、先ほどのコラムの中でもそうした点を指摘しています。そして、コラムには「ズームの機能に欠陥があるというより、使い方に気をつける必要がある」とも書かれています。

確かにズームを私も使っていますけれども、その利便性は何かというと、会員制では特にありませんし、ネット環境と会議の場といえるURLやパスワードさえあれば誰でも参加できる事です。だからURLがIDさえあれば誰でも入れてしまうのですが、これらを不用意に公開してしまっているケースなども多くあります。仮に公開されてしまったら、何でもしてくれと言っているようなものです。

一方のズーム側もセキュリティの強化については徹底して力を入れるということで、当面の新規開発はやめて、セキュリティの強化に全面的に取り組むそうです。

はっきり言って、収束後もオンライン会議やオンライン飲み会というのは定着するでしょう。収束したらからといって全部が全部、またface to faceに戻るわけではありません。ですから、やはり使う側も慣れていく必要がありますよね。

例えば、SNSに自分の住まいが特定されてしまう写真を掲載して、事件や題になったので、そういった類の写真をあげる人はいないですよね。ですから、オンライン時代のビジネスマナーが必要になってくるということです。オンライン飲み会でもです。内輪だと思ってお話してることが盗み聞きされていたら嫌ですよね。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2020年4月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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