小室家三人連続自殺の事情を宮内庁は聞くべきだ

2020年12月26日 12:00
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

    宮内庁サイトより:編集部

「月刊Hanada」の最新号で、「小室圭母子の不可解過ぎる履歴書」という記事を書いた。眞子様の婚約問題については、2018年同誌4月号で私は「テレビが伝えない眞子さま結婚延期の舞台裏」を書いたが、総合雑誌で最初にこの問題を扱った記事だった。

その前年の5月の婚約報道のあと、父親の自殺が『週刊新潮』で報道され、『週刊女性』の、小室氏の母親である佳代さんが、「婚約者」から借金をして返してないという記事が続き、2月には納采の儀の延期が発表されていた。

しかし、ネットも週刊誌もあまり見ない層にはあまり何が起きているのか知られないままだった。そこで、私がアゴラなどで書いていたことをまとめて紹介して、それでやっと事情を飲み込めたという人も多かった。

そして、2年半が経過したいま、再び問題の総括をしてみたわけである。これも、現時点での問題をすべて整理したものである。週刊誌の記事をいい加減というのは間違いだが、見出しだけで判断しているとやはり誤解が生じるし、ことの軽重が分からないから、是非、読んでもらいたい。

ところで、そのなかで取り上げたことのひとつが、小室圭氏の父、祖父、祖母三人の連続自殺だ。

小室母子の問題は、お金がらみばかりが話題になるが、父親、祖父、祖母の三人連続自殺について気にする人がいるのは当然だ。そんなこと本人と関係ないから気にする必要ないのかというと、違うと思う。

横浜市役所職員だった父親が2002年、圭氏が10歳のときに自殺したことは「週刊新潮」が婚約報道の直後に報道したが、いまでは、祖父の自殺、さらに、祖母までが一年後に自殺していることも明らかになっている。

自殺の原因がなんであったか分からないが、三人連続自殺というのは穏やかでない。事件性が疑われるべきだなどとは言わないが、縁組みするならどういう事情だったかチェックするのが普通だろう。

「女性セブン」が詳細に報じているが、佳代さんの浪費とか、祖父の遺産をめぐる佳代さんのかなりえげつない交渉も関連しているのではと親族などの証言とともに語られている。

 横浜市職員だった父親の自殺の原因は確かなことは分からないのだが、圭氏を国立音楽大学附属小学校に入れるためにせっかく買ったマンションから学校に近いところに引っ越したことで、遠距離通勤を強いられて疲労困憊していたらしい。また、そのマンションを第三者に貸して家賃をもらうのでなく、佳代さんの両親を住ませたとなると、家賃は払わなかったか、相場より安くだった可能性も強く、しかも、父親は実家に無心していたというから、小学校の高い授業料もあいまって父親としては辛い状況だったと想像しても見当外れではあるまい。

そして、父親の自殺のときも、取り乱していたがゆえでもあろうが、祖父に責任をなすりつけるような言葉を投げつけていたことも「女性セブン」の記事には書かれており、結果として、祖父は自殺した。

しかも、祖父が自殺したとき、佳代さんは残された祖母と厳しい交渉をして多額の遺産を手に入れている。そのときに仲介した人物は、

「“夫の実家に連絡しても相手にしてもらえない”と涙を流し、私に遺産交渉の代理人になってほしいと頼みました。私は昔、暴力団に関係していたこともあり、そうした経歴が利用できると思って、近づいてきたんでしょう」「敏勝さんが購入したマンションに佳代さんの両親が住んでいたので、“住む家がない”というのは嘘だった」(女性セブン2019年3月21日号)

と証言している

別に母子の置かれている状況はそんな厳しいものでなかった。マンションのローンには生命保険がリンクしていてマンションは自分のものになったようだし、父親の遺族年金などが年に250万円ほどあったはずだ(『週刊文春』推定)。これに佳代さんがそこそこ働けば、そこそこの生活や進学は可能だったはずだ、

ところが、圭氏の受けた教育は、大企業のエリートサラリーマンなどでも払えない大富豪並みで、「週刊文春」は圭氏の教育費を4719万6850円と見積もっている。また、その使い方は場当たり的で目標がころころかわり、効率が悪いことこのうえない。

これが心配の種なのは、佳代さんや圭氏が秋篠宮家やに非常識な要求を過激な方法で要求することだ。佳代さんが陛下(上皇陛下)に会いたいと仰ったとか秋篠宮家で謝金肩代わりしてくれといったとかいう報道もあって宮内庁も否定していない。宮内庁はそういうことがあれば公表すべきだが、ひごろからしないから言いたい放題になる。ただし、女性週刊誌などのこの類いの記事は経験則上いえば真実である確率はそんなに低くない。殿下や宮内庁が求めている説明や努力についての圭氏のスルーぶりも非常識だ。

最近、秋篠宮殿下の体調不良が伝えられ、その原因として結婚問題に起因する精神的な疲労もあると言われている。強引に望むところを通す母子のやり方がこれからも眞子様だけでなく秋篠宮家や両陛下、上皇陛下後夫妻、悠仁様などに及ぼす影響も心配だ。

世間のどろどろした問題に慣れておられない皇族の方々にとっての心痛やそれに伴う不測の事態が心配だ。もし結婚するなら通常の親戚づきあいをするべきかはっきりしておいた方がいいし、眞子様の身の上に起こりそうないろいろな事態に備える必要もある。

それから三人自殺ということは、精神にもろいことの反映の可能性もあるわけで、それは別の心配の種である。「ビジネス・ジャーナル」では、片田珠美さんが「精神科女医のたわごと」のなかで『小室圭さん、父親と祖父母が自殺との報道…「自殺の家族歴」と「自殺行動の危険因子』という記事を書いて、連続自殺には、遺伝的要素も関連しているのでないかと分析している。

もし、悠仁様にお子様ができず、旧宮家の復帰も認められず、皇位の女性継承も可能という場合には、小室圭氏と眞子様のこどもが天皇になる。とすれば、眞子様の結婚相手にはタフなDNAの持ち主であって欲しいと思う(圭氏をみればその心配はないと思うが、隔世遺伝もある)。

 アゴラでは、中村仁さんが、『秋篠宮も「結婚することを認めます」と、親の思いを明確にされました』ので、『 眞子様の集団的過熱報道に「そっとしておいたら」の声』と書かれてるが、殿下は最終的には仕方ないとおっしゃっただけで、難しい条件もつけておられ、前向きとは言いがたい。

一方、中村氏が「攻撃しやすい小室さん側だけを標的にしている」と中村氏が指摘されているのは一理ある。私はこの問題は、小室氏よりむしろ眞子様に非があると思っている。小室氏が究極の逆玉結婚を狙っているからといって、好感は持てないが、考えれば批判できる話ではないかもしれない。

皇族としての自覚を持つべきなのは眞子様である。眞子様は大人しそうな雰囲気もあるし、公務もキチンとされてこられたこともあって批判されにくいのである。また、若いのだから仕方ないという人もいるが、29歳の成人女性に対して馬鹿にした視点だ。むしろ、眞子様に批判であれ、アドバイスであれもっとする人がいるといいと思う。

SNSなどでは、なかなか味のあることを言う女性もいて、こういうのこそ眞子様に見せて欲しいと思うものがあるのだが。