連合が第3号被保険者制度の廃止要請も視野に検討しているという報道から、第3号被保険者制度に注目が集まっています。そんな中で、自分の夫が保険料を払っていると思っている3号専業主婦は意外に多いという指摘が話題になっています。
年金事務所で働いていたことがあるのですが、自分の夫が保険料を払っていると思っている3号専業主婦さんめちゃくちゃ沢山います。
まともな社会人の方は信じられないかもですが、一人や二人じゃないです。本当にめちゃくちゃ沢山います。「夫がちゃんと払ってる」と言って偉そうな態度で窓口に来ます… https://t.co/P6gxSKkYVn— 名前はまだない (@Sanders292929) May 20, 2023
第3号被保険者とは、厚生年金か共済に加入している第2号被保険者(主にサラリーマンか公務員)に扶養されている人で年収が130万円未満の人のことを指します。 第3号被保険者になると保険料を払い込む必要がなくなります。ちなみに、第1号はざっくりいうと国民年金です。
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第3号被保険者の保険料は夫ではなく働いている全員が分担しています。
この話に関連して、第3号被保険者の主婦で、自分の国民年金保険料は夫が一緒に払っていると信じている人がけっこういるようなんです。そうじゃない。働いている全員が分担しているんです。外で働いている人より楽をしているとか言いたいわけじゃなく、不公平に優遇されていることは知っていて欲しい。
— Daydreamer (@HeadinCloudNine) February 15, 2023
フルタイムで共働き夫婦や自営業の夫婦は2人分払っています。
以前総務を担当した時、上司の社会保険はパート勤めの奥さんの分と合わせて処理しましたが、1人分の料金でした。独身者の負担増にもなりますが、フルタイムで共働き夫婦や自営業の夫婦は2人分払ってます。おかしいです。
— Sorakukai (@Sorakukai12) February 16, 2023
いくら所得が少なくても個人事業主の妻は3号被保険者になれません。
「3号廃止になったら働けない妻はどうするんだろう」という問いはごもっともなんだけど、元自営業者の妻としては、「自営業者の妻は、働こうが働くまいがずっと昔から自腹で国民年金払わなきゃいけないし、今もそうですよ」って思っちゃうなぁ。
自営業者の妻も同様にしてほしいわー。— k/o/g/u/m/a (@koguma001) May 20, 2023
空前の人手不足の中で、この制度が主婦の働き方を制限していると批判されるようになってしまいました。
給料をもらっていても働いていない「社内失業者」400万人という試算があるので、日本の人手不足を解消するもっとも有効な方法は解雇自由化では。あと、主婦の働き方を制限する年金の「第3号被保険者」廃止も。
— 橘 玲 (@ak_tch) May 18, 2023
労働者も家族構成によって分断されるようになりました。ただし、そもそも連合は全ての労働者の代表ではありませんし、労働者はもともと分断されていましたが・・・。
そんなことより扶養控除を復活させてほしいという悲痛な叫びも聞かれます。
そもそも年金制度自体おかしいからぶっこわそうという意見も見られます。
年金3号叩きでみんな払えっていうのは最悪で
じゃ年金制度自体おかしいからぶっこわそうよって話をしたい。— 中田智之@歯学博士/医療行政ライター (@NakaDash_) May 22, 2023
ちなみに、国民年金保険料の金額は、所得の多寡にかかわらず1カ月あたり16,520円です。国民健康保険料は所得や自治体によって変わってきます。例えば年収200万円だと、介護保険も合わせ、年間で支払う保険料は176,000円程度(参考値)、月々に支払う保険料は14,700円程度(参考値)になります。この年収だと大きい負担かもしれません。
参考:年収200万の国民健康保険料はいくら? マネーキャリア
健康保険料は上がり続けています。サラリーマンの加入する健保より国保のほうが保険料が高くなる傾向があります。また、お金がない自治体や医療サービスが豊富な自治体は保険料が高くなる傾向があります。
あのクソ高い国民健康保険料は いったい何なのか?
— 石松 (@ibRxdbXMIwSABnS) August 4, 2021
これをきっかけに窓口負担などの支出との兼ね合いも議論されるようになるとよいですね。