日本のインバウンドビジネスがマジで受け身過ぎる件について

ブログやVoicyやYouTubeでも話しているとおり、コロナ禍が終わってからインバウンドビジネスや、逆境ECと言われる海外向けのECの仕事がしたく、永江塾でもなんどか勉強会をしているうちに、そこに特化した人たちが集まってきました。ノウハウもだいぶん蓄積されてきましたし、実際に個人レベルでは塾生でかなりの人が取りかかっています。

円安、そして日本国内のビジネスが人口減少で先細りになるいま、この2つはどうしても外せないところではありますが、特に日本人の企業の中には海外向けと言うだけですくんでしまい、なにもしないままで来ているところが多くあります。そこでこのブログで、わたしがこれからやりたいお仕事について公開で「マジでやりたい」と主張させていただこうと思います。

インバウンドビジネスがやりたい

まずひとつめが、本気のインバウンドビジネスです。

いまの日本のインバウンドは、「知らないうちに勝手に来るようになった」というのがほとんどで、狙って呼んだ、という例は実はそんなに多くありません。野沢高原スキー場くらいですかね?あとは佐賀市とか?
コロナ前までは最大の顧客がJTBでしたのでいろいろと情報は得ていました。

しかし・・・ニセコでさえ、数十年前から何か仕掛けたわけではなくて勝手に来てそのうち外資のアッパーホテルができてさらに来るようになった感じですし、どこで聞いても「なにかしたわけじゃなくて勝手にインバウンドが来るようになった」というとこばかりです。つまりみんな

マジで受け身過ぎ

これだとたまたま来ているところはラッキーだが、そうでないところは「まちぼうけ」みたいに指をくわえて見ているだけ。
そこで私がやるなら

  • インバウンドが欲しいサービスや商品を創る
  • そのストーリーを世界に向けてSNSで配信
  • 実際にどれだけ効果があったか追跡調査
  • そのデータを解析してPDCAを回す

という具合にして運用して効果を上げていきたい。
地方自治体は面倒くさそうだからパスするとして、地方の頑張ってるモールとか施設とかにインバウンドを呼び込みたい。

ここで注意していただきたいのは「いまこれがあるからこれを宣伝して」ではなかなか成功しづらいってこと。いまあるものはあるもので、それを基盤に「インバウンドは何を求めているのか」から入ってまずはサービスやアピールポイントを見直します。商品開発からはいっていない商品をヒットさせるのはなかなか難しいのですよ。

小規模な海外輸出のモデルをやりたい

日本国内の消費はもう縮小していくのみです。で、今注目を浴びているのが円安と整ってきた課海外へのロジ基盤を利用した海外向けECです。Shopifyなら海外向けECの構築は楽ちん。古い日本のカートでは多言語対応もできません・・・

特に有望なのは趣味用品です。

  • 日本製釣り具(特に中古はいけます)
  • 日本製工具
  • 漫画
  • 日本製調理器具

など、このほかにも絶対売れるだろうなぁというものか死ぬほどほどあるのにやっている人はまだ少ない。もちろんショップを作るだけではダメで、狙っている国へのSNS広告やインフルエンサーマーケティングでいけますが、趣味ものは相手が検索してきてくれるので非常に有効です。

英語が多少苦手でも自動翻訳もあるし、専門の海外への発送業者もあります。まずはモールから出してみて様子をうかがい、そのあと集中的にアピールするのがいいと思います。

在庫をすでに持っている企業向けです。このために在庫を持つのは得策ではありません。同時に日本に店舗を持っているとなおよく、来日して実際の店舗で購入するという流れを作れます。

そんなわけでちょっと本気でやってみたいという方はぜひぜひお問い合わせください。実はあまりメールは見ていないので公式LINEから頂けると確実です。
https://lin.ee/ZO5mmxg


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2024年9月12日の記事より転載させていただきました。