産業空洞化は先進国の宿命。これから日本はどうやって生き延びていくのか- 山口 彰

2011年09月22日 11:42

野田内閣が産業空洞化対策を打ち出した。

産業空洞化は先進国の宿命だろう。人件費等コストが高い場所から低い場所へ、水が流れていくように富も流れていく。川の流れに必死に逆らっても、結局流されていくだけではないか。それに抵抗してもしょうがない。為替をコントロールなんてできない。補助金 をばらまいたところで結局財政を悪化させるだけである。

結局、経済成長ありきの対策、またそれができるという夢を見ている。夢から覚め、これから日本がどうやって生き延びていくのか考えて欲しい。「成長していくか」ではなく「生き延びていくか」を。


私はただのテニスコーチだ。全く僭越で的外れな部分もあると思うが、一般市民の感覚で考える所を述べたい。

・特定産業の強化
イタリアのファッション産業のように、この分野は日本というものを作る。中長期的にそこに資源を集中していく。ハイテク全般とかいうのでなく、もっとピンポイントにジャパンブランドを作る。付加価値を付けやすく価格競争になるべく巻き込まれない分野が良い。

・第一次産業の比率アップ
末永く国の将来を考えた時、第一次産業を強化しておいた方が絶対に良い。最悪でも自給自足の生活ができる。多くの人が農業をやることにより雇用も安定する。

・環境立国
日本は文化に富んだ国だ。そして最高のもてなしの心がある。で、外国の方に来ていただくように国自体を(ハードもソフトも教育含めて)どんどん作り変えていくべきだろう。人の心も街も綺麗な国、世界から一度は行ってみたいと思われる国を目指したらどうだろう。

・日本の労働者も海外事業所へ
日本の企業の事業所が海外にできるわけだから、日本人労働者もその海外事業所で働けばよい。給与は現地なみでも物価が安い分生活には全く困らないだろう。(厳しい?失業するよりずっと良いと思うが)

・日本人の心を変える
上の政策をしていく上で(もちろん財政再建もその中でしなくてはならない)、今までと同じ心では難しいと思われます。丁寧な説明や教育が必要です。日本は借金まみれの国であり、今までの生活は身の丈にあってないこと。高齢化や資源のことを考慮するとこういうやり方が一番良いということ。食事ができ寝る所があり仲間がいることに感謝できるようにすること。

どうだろうか、派手ではないが住みやすい国になりそうな気がするのだが。
(山口 彰 テニスコーチ)

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