「石橋を叩いて渡る人」と「取り敢えずやってみる人」はどちらが良い結果になる? --- 内藤 忍

2013年09月17日 11:00

資産運用の講座に参加している人を見ていると、大きく2つのタイプに分かれるようです。それは、「慎重に石橋を叩いて渡る人」と「取り敢えずやってみる人」です。

「慎重に石橋を叩いて渡る人」は、真面目で几帳面な人に多いようです。納得できるまで勉強して、調べものをし、リスクについても慎重に多面的に考えて、時間をかけて結論を出していきます。

一方の「取り敢えずやってみる人」は、直感志向です。何となく良さそうだと思ったら、取り敢えず好奇心を持って中に入っていく。

果たしてどちらが良い結果になるのでしょうか。


結論から言えば、とにかく始めてみる人が良い結果を出していると思います。ただし、自分がリスクをマネージできる範囲で、という条件付きです。

例えば、証券投資であれば、先月出版した新刊にも具体的な方法を書きましたが、低コストのインデックスファンドを使って毎月1000円からの積立を実践することができます。国内外の株式・債券・REITのファンドを組み合わせるとしても、毎月1万円で世界の資産に分散投資が実践できます。もし、3割下落したとしても3000円の損失。

この程度のリスクであれば、社会人で仕事をしている人ならマネージできる範囲のはずです。慎重な人は、この位のリスクで、やり方がわかっていても、「失敗するのが嫌」「絶対損をしたくない」「完全に納得してから始めたい」というように、なかなかアクションを起こしません。

取り敢えずやってみる人は、見よう見まねで、例えば私が使っているのと同じマネックス証券に口座開設をはじめ、本に書いてある資産配分例に沿ってというようにして、まず始めてみるのです。

投資ですから上がるか下がるかはわかりません。しかし、取り敢えず始めた人には、新しい知識と経験を得る機会が与えられ、長期の資産形成を早いうちからスタートするというアドバンテージがもたらされます。

何でもやってみれば良いというものではありません。例えば、海外不動産のような実物資産への投資は、金融資産が1000万円以下の方にはリスクが大きすぎると思いますから、取り敢えずやった方が良いとは言えません。あくまで、自分がリスクをマネージできる範囲のことを積極的にトライしてみるべきだと言っているのです。

「取り敢えずやってみる」ことの大切さは、資産運用に限りません。仕事、プライベート、人間関係……すべてに当てはまります。

自分の身の丈に合ったことに積極的にチャレンジしていく。その数を積み重ねた人の方が、失敗は多いかもしれませんが、最終的に達成できるものも大きい。だから、小さな失敗を恐れず、常に好奇心を持って新しいことに向かっていくのが、良い結果をもたらすのです。

やってみて、ダメでも良いのです。世の中には、まだ無限のチャレンジできるチャンスが待っていますから。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2013年9月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。


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