カンボジアの治安を悪化させる韓国

アゴラ編集部

急速に経済発展を続けている東南アジア各国なんだが、いよいよ長く内戦状態にあってインフラ整備も進んでいなかったカンボジアの順番がきているようです。国際的な投資の面ではタイとベトナムが先行している代わり、タイやベトナムでは徐々に人件費が高くなりつつあり、またベトナムは社会主義政権であり経済開放政策を採っているといってもまだまだ政府の規制が強い。進出維持経費が安く、政府が外資を政策的に積極的に導入しようとしているカンボジアが俄然、魅力的な国になっている、というわけです。ただ、ずっと巨額なODAを投入してカンボジアを支援してきた日本は、企業進出が遅れ、中国や韓国の後塵を拝しています。


そんなカンボジアでも周辺諸国の労働環境情報が入ってくるため、労働者の意識が高くなりつつあり、各地で労働争議が起き始めているようです。1月3日には首都プノンペンで賃上げを要求した労働者が大規模なデモを敢行。政府は軍まで投入して鎮圧し、5人の死者が出る事態になっています。世界的に安価な衣料品ブランドが隆盛しているんだが、バングラデシュで衣料品工場のビルが倒壊し、多数の死者を出したことが記憶に新しいようにそれを支えているのが発展途上国の衣料品工場で安価な賃金で働く労働者。ご多分に漏れず、カンボジアでも衣料品労働者が待遇改善を求めてデモを展開している、というわけです。

表題の記事では、カンボジアへいち早く進出した韓国系の企業が、こうした労働需要の「元締め」的な役割を担っている、と書いています。同国と韓国の繋がりは深く強い。すでに中国よりも多額な投資をして同国内で「利権化」している、という話もあり、日本を含めた後発国を排除するのに躍起なようです。今回のデモ隊への流血弾圧の背景にも韓国があったのでは、というわけ。その証拠はないながら、うなずける話ではある。韓国が派遣した軍隊がベトナム戦争時に現地でどんなことをしたのか、また韓国人の他国人に対する「上から目線」も有名で、フィリピンではその横暴な振る舞いが眉をひそめられています。カンボジアでも韓国人はかなり嫌われている。デモ弾圧に韓国の示唆があったとすれば、こうした軽挙妄動から同国の治安が悪化しないことを祈るばかりです。

Global Post
South Korea pulled strings as Cambodia’s military cracked down on protesters


国立国会図書館、インターネット提供に対する出版社の申出への対応についての報告を公開
Current Awareness Portal
このところ、国会図書館のデジタル対応化が著しいんだが、デジタル化の資料も送信してくれるようです。すでに、江戸期以前の和漢書約9万点や明治期以降の図書約90万点、雑誌約106万点、新聞、歴史音源などがデジタル化されています。原本や原典の摩滅摩耗も激しく、デジタル化することでオリジナルは閲覧できなくなる代わり、貴重な資料を保存できる、というわけ。利用者にとっても便利になったんじゃないかと思うんだが、デジタル化の費用はけっこうかかる。2013(平成25)年度の情報システム経費の予算総額は、約30億円かかっています。そのうち所蔵資料のデジタル化にかかるのは5500万円程度。コレ、想像以上に安いんじゃないか、と思う。

手書きメモアプリでもこれは使える! な『DioNote』でスイスイメモを作成しよう
TABROID
タブレットなんかで使う「手書きのアプリ」というのは、どれも帯に短したすきに長し状態で、しっくり満足できるものは多くありません。この記事にもそう書いてある。やはり手書きのメモに優るものはない、と思っていたら、このアンドロイドアプリ、なかなか使い勝手が良さそうです。しかし、いくら優秀でもナゼかいつしか使わなくなっているのも「手書きアプリ」。どうしてなんでしょうね。やはり手書きが一番いいいのか。

【グルメサイト利用調査】総合力の「ぐるなび」がどの年代でもトップに
IRORIO
この調査、なんとなく納得させられるんだが、しかし「利用する」方法が細かくありませんね。単にサイトをチェックするだけ、というものから特定の店の情報を得てそこへ実際に足を運ぶ、というものまで幅が広い。参考程度にグルメランキングサイトをチラ見するだけなら、今どき誰だってやります。もっと使用の濃厚さを調べて欲しいもんです。そもそもグルメサイトの信憑性も薄れているわけで、使う人も大まじめで頼り切ってはいないんじゃないかと思います。

ナショナルジオグラフィックの撮影の舞台裏写真
@attrip
最後尾のカメラマンがコケてるのが気になります。しかし、丸レフとか持ってグラビア撮影じゃあるまいし、熊にレフを当ててどうするんでしょうか。どこかヤラセっぽいと思うのは私だけですかね。ナショジオの写真は本当に素晴らしいの一言。映画にもなった『マディソン郡の橋』の主人公はナショジオのカメラマン、という設定。まあ、カメラマンがモテた時代も遠い昔の話です。


アゴラ編集部:石田 雅彦