本当にみんなダマされていたのだろうか

2014年02月06日 00:09

なんともはや、という話です。佐村河内守(さむらごうちまもる)、という作曲家を巡る騒動です。彼は、被爆者を両親として広島に生まれたらしい。母親からクラシックの英才教育を施され、10歳でバッハやベートーベンを弾きこなすほどになったそうです。以後、独学で音楽を学ぶんだが、17歳ごろから偏頭痛や聴覚障害に襲われる。映画やゲームの作曲に取り組む中、1999年くらいに完全に聴覚を失った、ということになっていました。


自身のFacebookページによれば「抑鬱神経症、不安神経症、常にボイラー室に閉じ込められているかのような轟音が頭に鳴り止まない頭鳴症、耳鳴り発作、重度の腱鞘炎などに苦しみつつ、絶対音感を頼りに作曲を続け」たらしい。その後、交響曲『HIROSHIMA』や作品集などがヒットし、テレビで取り上げられると大きな話題になります。音楽チャートや配信サイトのランキングを総ナメし、2013年4月にはCDの出荷枚数が12万枚を超えるほどになったそうです。

ところが、2月5日に、聴覚を失ったあたりからの10数年間の作曲作品に、他人の手を借りたものが少なからずあった、とカミングアウトし、ネット上などでちょっとした騒動になっています。話題になり始めた矢先、その「他人」ことゴーストライターを名乗る人物がコメントを発表。18年前から佐村河内氏に代わって作曲をしてきたんだそうです。

なぜ、今このときになってカミングアウトをしたのかが疑問なんだが、ソチ冬季五輪のフィギュアスケートで高橋大輔選手が使う楽曲『ヴァイオリンのためのソナチネ』が佐村河内氏作曲、とされ、そうした「欺まん」に耐えきれなくなったのでは、というのが一般的な解釈になっています。これが週刊誌にすっぱ抜かれそうになり、事実が暴かれる前に先手を打って告白してしまえ、というわけ。彼の代作疑惑については、業界ではわりと有名な「ウワサ」だった、という話もあります。

特集番組を組んだりして大々的に佐村河内氏を「売り出した」NHKは、謝罪を表明したんだが、所属レコード会社は知らなかったそうです。これが日本コロムビアの「おわび」。しかし、作曲家と一緒に仕事をしているレコード会社の人間が、当人が全聾かどうか、わからなかった、というのは腑に落ちない。十数年もの間すっかりダマされていた、ということが本当なら、かなりの眼力の持ち主ぞろい、ということになるでしょう。取材したテレビ局の制作者にしても同じです。

BUSINESS INSIDER
Japan’s ‘Beethoven’ Admits He’s A Fraud


「プロパガンダ戦争」に負けはじめたイスラエル
地政学を英国で学んだ
イスラエルは建国時には、それなりに立派な理念を掲げてたんだが、パレスチナを長く占領し、あちこちに戦争を仕掛け、米国を裏でけしかけたりしているうちに、すっかり神通力もなくなってしまった、という話です。パレスチナ人を「人種差別」つまりアパルトヘイトしている国に大義などない、というわけ。「BUSINESS INSIDER」の記事では、ハリウッド女優のスカーレット・ヨハンソンが出ている飲料水のCMが問題になっています。この飲料水メーカー、イスラエルに工場の一つがあり、そこでパレスチナ人を酷使していると批判が起きた、というわけ。ヨハンソンは説明のコメントを出してるんだが、これがけっこう立派。イスラエルの工場で働くことでパレスチナ人は貧困から抜け出すことができる、と言っています。人間の幸不幸をどう判断するか、人それぞれですな。

キャッシュフローを考えない起業は危険
起業の目
そもそも「起業」しよう、なんて考えるのは、けっこうアバウトな性格の人が多いようです。まず最初にアイディアありき、起業ありきで、後先のことはあまり考えない。参入障壁の低い業種業態ほど、気軽に始められると思いがちです。しかし現実は甘くない。これは、経営するというのは、もっと地味で面倒で緻密でヤッカイなもんだ、ということを書いているブログです。金を回す、というのは簡単じゃありません。たいていは起業しただけで資金ショートになったりする。起業が目的なんだから仕方ありませんね。

メルカトル図法の悲しみ
メカAG
コチラを立てればアチラが立たず、というジレンマはいろんな場面に見られます。これが三つになると三すくみのトリレンマだ。落語かなんかの創作なんだろうが、大岡越前の「三方一両損」というのがあって、その解決法は「痛み分け」になりがち。このブログでは、企業活動と労賃の関係について書いているんだが、社会でも同じで、いかにうまく「痛み分け」をして双方を納得させられるか、ということになります。わざわざ自前の一両出してくれる「オカミ」なんか、フィクションの中だけでリアルには存在しません。

日本代表DJを決める<burn WORLD DJ CONTEST 2014>の参加者募集がスタート
Qetic
日本のクラブシーンの人気者が、DJさんたちです。日本では単発のイベントが多く、そのクラブ専属のDJというのがあまり成立しません。いわゆる「レジデントDJ」という意味でいうと、専属DJのいる海外のクラブとはちょっと違うかもしれないんだが、日本のDJは総じて海外のDJより技術レベルは高いようです。平均的なレベルが高く、とんでもなくうまいDJもいない代わり、どうしようもないDJもそんなに見かけない、といった感じらしい。で、スペインのイビザといえば、地中海のリゾートとして知られ、さらに最近ではクラブイベントのメッカのような場所になっています。これはイビザ島で開かれるDJコンテストへ日本代表を選出する、という募集記事。2013年はDJ YAMATOが日本から挑戦しました。がんばれ、日本人DJ!


アゴラ編集部:石田 雅彦


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