「南北再統一が実現できますように」 --- 長谷川 良

2014年11月13日 09:43

ウィーン市8区にある小さなギャラリーでウィーン音楽大学のイザベラ・クラップ教授(Isabella Krapf)の写真展が開催された。同教授は2011年からこれまで4回、平壌で北の学生たちにハーモニカを教えてきたが、訪問時に撮影した38枚の写真が展示されている。(展示会は11月27日まで)。

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▲クラップ教授の写真展示会に参加した人々(2014年11月11日、ウィーンで撮影)


教授は開幕式の挨拶で、「メディアでは北朝鮮は恐ろしい国と報じられていますが、私が撮影しました写真を通じて別の北朝鮮の姿を発見していただければ嬉しいです」と述べ、「南北が一刻も早く再統一されることを願っています」と語った。(「北とウィーンを結ぶ『ハーモニカ』」2012年3月4日参考)。

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▲写真展示会で挨拶する北の李書記官(2014年11月11日、ウィーンで撮影)

世界最古のハーモニカ製造会社がある独バーデン・ヴュルテン州のトロシンゲン(Trossingen)で昨年10月30日から11月3日、国際ハーモニカ協会主催の第7回世界ハーモニカ祭が開催されたが、クラップ教授の北の教え子たちが参加し、成人部ソロで2位に入るなど、多数が入賞している。

写真展示会はオーストリア・北朝鮮国交40周年を記念したイベントの一つだ。開会式には北・オーストリア友好協会メンバーたち約50人が参加した。クラップ女史の挨拶後、駐オーストリアの北朝鮮大使館から李ヨンジン書記官が挨拶し、「40周年の記念の年にこのような写真展示会が開催できて感謝します」と述べていた。

開会式に金光燮大使(金正恩第1書記の義理の叔父)の姿がなかったことについて、当方は李書記官に聞くと、「多忙で参加できなかった」という。当方が「大使の脊髄症は良くなったのですか」と聞くと、書記官は「大使の体調は問題ない」という。健康問題の話になったので、「ところで、書記官、金正恩第1書記の健康は如何ですか」と聞くと、「第1書記の健康は良くなった」と、簡単に述べた。

ちなみに、オーストリアと北朝鮮両国は今年、国交40周年を迎えたが、金大使はその半分以上の21年間、駐オーストリア大使を務めている。欧州でも最長駐在大使だろう(1993年3月就任)。

開会式の挨拶後、アコーディオン演奏、教授と北朝鮮音楽学生の演奏などが披露された後、参加者たちは北朝鮮大使館が提供した朝鮮料理に舌鼓を打った。


編集部より:このブログは「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2014年11月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。


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