発売中止の「Google Glass」はどうなるのか

アゴラ編集部

最近どうも盛り上がりに欠ける感じなのが「Google Glass」です。話題にもあがらなくなっている。それもそのはずで、Googleはエクスプロー版の販売を今日1月19日に終了し、なんと同時に一般販売まで止めてしまったようです。ただ、開発関係者への技術提供は継続するらしい。技術的にはまだ開発中というわけなんでしょうか。往生際が悪いんでしょうか。


今後はiPodの発案者でアップルで開発リーダーだったトニー・ファデル氏がになうことになるそうです。同氏は2010年にアップルを退社し、現在は「nest社」のCEOとしてGoogleの技術顧問のような立場になっている。表題の記事では、ファデル氏に対するやっかみか、アップルの上級副社長フィル・シラー氏のGoogleGlassに対する揶揄発言を紹介しています。

ただ、GoogleはGoogleGlassの開発を続けるのは確かなようで、こうしたメガネ状のものではない、何か別のシロモノに変身して我々の前に新たに現れるかもしれません。ここまでGoogleGlassに入れ込んできたGoogleがこのまま撤退するとは考えられない。ファデル氏が換骨奪胎したglassに期待です。

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GoogleGlassの開発を引き継ぐトニー・ファデル氏(「nest社」HPより)。

Apple Marketing Chief On Google Glass: ‘I Can’t Believe They Think Anyone Normal Will Ever Wear These Things’
BUSINESS INSIDER


球体関節人形好きにはたまらない!? 映画『Alice in Dreamland アリス・イン・ドリームランド』が出資募集中
Social News Network
発刊から150年もたつのにいまだに色褪せず世界中のファンを魅了しているのがルイス・キャロル原作の『不思議の国のアリス』です。ヴィクトリア朝の雰囲気がかもしだす英国ファンタジーも魅力。アリスをモチーフにした多種多様な派生コンテンツも作られ続けています。この記事では、主人公アリスの別の「暗黒面」に焦点を当てた映画を紹介。クラウドファンディングで制作費を集めています。関節が球体になって可動させる人形を使ったアニメ作品のようですが、すでに最も高い150万円出資金はソールドアウトです。

映画 『Alice in Dreamland アリス•イン•ドリームランド』予告編

John McAfee: ‘I know who hacked Sony Pictures – and it wasn’t North Korea’
INTERNATIONAL BUSINESS TIMES
フランスのテロ事件ですっかり忘れ去られてしまった感のあるソニーへのハッキングですが、この記事では、その犯人は北朝鮮ではない、と書いています。米国FBIの捜査はずさんで間違っていた、というわけ。発言している人物は、PCの対ウイルスのセキュリティソフトを開発したことで有名です。あなたのPCにも彼のソフトが入っているかもしれません。ただ、彼は別に北朝鮮を擁護しているわけではないようですが、犯人については明らかにしていません。

Sea Turtles Use Earth’s Magnetic Field to Find Home
livescience
魚のシャケが産卵地である生まれ故郷の河川へ戻ったり、渡り鳥が迷うことなく営巣地などへ飛んでいったりするために、地球の地磁気を利用している、というのはよく知られています。この記事では、ウミガメが産卵場所の砂浜へ戻るためにも同じ地磁気を使っている、と書いている。地球は言うなればコイルが巻かれた巨大なダイナモです。その磁力のわずかな差異を検出し、シャケや渡り鳥、ウミガメは途方もなく長い距離を移動する。しかし、彼らがどうやって地磁気を感知しているのか、というのはよくわかっていません。

Oil money is making pro soccer look a little different
global post
中東の石油産出諸国が、リーガ・エスパニョーラなど、プロサッカーチームのスポンサーになっている、という記事です。けっこうな金が流れ込んでいるらしい。サッカーは今、アジアカップが開催中。日本代表は明日1月20日、ヨルダンと戦います。万が一、ここで負けると上位3チームが横並びになり、ちょっと面倒なことになるかもしれません。日本のグループDは、ヨルダンのほか、イラクとパレスチナがいる。グループステージで勝ち点が並んだ場合、当該チーム間の勝ち点、当該チーム間の得失点、当該チーム間の総得点、グループステージでの得失点と総得点、などなどとなっています。1弱状態なので可能性は高い。記事に関係することで言えば、今後はサッカーに力を入れる石油産出国がより強くなるかもしれません。


アゴラ編集部:石田 雅彦