ティラノサウルスは共食いをしていた?

2015年04月10日 12:01

カナダ西部のエドモントンやカルガリーの周辺は「バッドランド」と呼ばれる不毛の地が広がっています。竜巻もよく発生し、当方が訪れたときは遠方に何本も煙突のように竜巻が舞い上がる様子が見えた。このへんはカナダのアルバータ州で、恐竜の化石がよく発掘されることでも有名です。


ロイヤル・ティレル古生物学博物館(Royal Tyrrell Museum)」は、世界的な恐竜研究の拠点です。周辺から発掘される白亜紀の恐竜化石を中心とした展示も見事ですが、フィリップ・カリー(Philip J. Currie)博士などの著名な研究者を輩出した研究機関でもあります。カリー博士はユニークな肉食恐竜の生態仮説を立てました。

それは、アルバータ州の地名から取られたアルバートサウルス(Albertosaurus)が集団で狩りをしていた、というものです。アルバートサウルスは有名なティラノサウルスと同時期にいた大型の肉食恐竜。従来、こうした捕食恐竜は、現在のトラのように単独で獲物を狩っていたと考えられていましたが、カリー博士は化石の証拠から彼らの集団行動を証明したのです。

ただ、こうした大型の肉食恐竜の生態についてはよくわからないことも多い。ティラノサウルスがスカベンジャー(scavenger)、つまり主に死んだ動物の腐肉をあさって生きていたのでは、という説も根強く、表題の記事では頭蓋骨の化石から頻繁に共食いをしていたのでは、という研究結果を紹介しています。ちなみに、このティラノサウルスの化石も前述したカリー博士が1994年に発見したものです。

もっとも現在のライオンでもメスを争ってオス同士が戦ったりしますから、頭蓋骨に噛んだ跡があったからといってもそうした抗争のためとも考えられます。恐竜化石には、重度の腫瘍に冒された跡や胃の内容物など、彼らの生態を探るヒントが多く隠されています。現在の大型肉食獣も凶悪な捕食者だったりスカベンジャーだったり、さらには群れを乗っ取った新たなオスが前のオスの子を食い殺すようなことをしています。今回のティラノサウルスの頭蓋骨も今後さらに詳しく調べられるようです。

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アルファベットの矢印がティラノサウルスの頭蓋骨に残された歯の跡。画像:DOI: 10.7717/peerj.885/fig-1

PeerJ
Pre- and postmortem tyrannosaurid bite marks on the remains of Daspletosaurus (Tyrannosaurinae: Theropoda) from Dinosaur Provincial Park, Alberta, Canada


「日本ではイノベーションが起こらない」のではなく、横入りするエリートに食いつぶされるのでは?
かくいう私も青二才でね
かつてSNSの嚆矢として一世を風靡したmixiは、すでにゲーム売り屋になって、めでたく再起しているようですが、このブログ主のように当方もアクセスはまったくしていません。昔の「マイミク」さんはほとんど最終ログイン3日以上になってます。ユーザーは入れ替わり、ゲーム目当ての若年層になってるんでしょうか。このmixiを舞台にして凋落と復活の二つの象徴的で普遍的なドラマが起きた、というのがブログの内容です。なるほど、といううなずける点もありそうです。

New kind of smart-glass changes color and produces electricity
PHYS.ORG
ある技術者が言ってましたが、現代でいまだに解決されていない大きな技術的な課題というとクルマなどのワイパーもその一つだそうです。撥水コートで風圧により水滴を飛ばす、という製品はありますが、静止状態で雨粒をガラス面から完全に取り除くことはできない。ワイパーというのは原始的な道具で、数百年もの間、ほかに代替できる技術は生まれていません。この記事では、米国ジョージア工科大学の研究者らが、ガラスの特徴を持つ太陽電池を開発した、と書いている。ビルなどのガラス面は広大です。そこから大量の電気を取ることができれば、それは画期的でしょう。

ホンダジェット、4月に日本初飛来へ 成田など4空港に
Aviation Wire
先日、米国のFAA(Federal Aviation Administration、米国連邦航空局)が発効する事前型式証明(Provisional Type Certificate、PTC)を取得し、安全性や耐久性などが米国の基準を満たすことが確認されたHONDAの小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」ですが、いよいよ日本の空へもやってくるようです。4月25日から5月5日まで、仙台空港(4/25)、神戸空港(4/26)、岡南飛行場(5/2・3、岡山)、成田国際空港(5/4・5)で一般公開を行う予定です。成田国際空港などではデモンストレーション飛行や地上展示などを行うらしい。航空機オタクやカメラマンが押し寄せそうです。
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スイスの航空ショーなど世界ツアーの一環として日本へ初フライトするHondaJet。写真提供:HONDA

Artist creates animated life-size Mechanical Horse
gizmag
デジタル的なものを排除した機械式の動きは、我々の感性にしっくりきます。この記事で紹介されているのは、ギアとチェーンで滑らかに動くウマ。ただ、設計には3DのCADを使っているとか。チェーンの長さは9m、関節の数は23、モーターで駆動するそうです。動画では機械式ウマのトロット(速歩、はやあし、trot)で走る様子です。
Mechanical Horse – Close ups and night time


アゴラ編集部:石田 雅彦


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