プレジデントオンラインに昔、『人事部の告白「一流、二流、三流の分かれ目は」』という記事がありました。先ず何が一流で何が二流・三流かという区別は、そもそも一流の人でなければつかないのではないかと思います。
「一流の人は、一流の人を雇う。二流の人は、三流の人を雇う」とは、ナポレオン・ボナパルト(1769年-1821年)の言葉です。一流の人のみが一流の人を選別できる、というわけです。
諸葛孔明を自らの宰相にすべくその草庵を三度訪れたという劉備玄徳にしても、あるいは桓公の覇道を達成すべく管仲を宰相に推した鮑叔(ほうしゅく)にしても、結局そうした宰相の器を見分ける目を有していたが故に彼らは一流の人を雇えたのです。
やはり一流の人を雇うのであれば、それなりの鑑識眼を持っておかねばならず、同時に一流とは総じて簡単には動いてくれないですから、三顧を尽くして迎えようという熱意がなければなりません。
また後段の言「二流の人は、三流の人を雇う」で言うと、時として二流の人も一流を雇うかも分かりません。但し、その二流の人にあっては凡そ一流・二流・三流の区別がつかないことは確かです。
要するに一流の人を取るに一流の人が行かねばということで、ナポレオン自身それが実践できていた人物だったのだと思います。
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