災害が起きる度に日本人は地力をつけていく --- 天野 信夫

2016年05月01日 06:00

4月14日に始まった熊本地震がまだ収まりません。政府の対応には相変わらず繰り返される不手際もありますが、政府、自治体、自衛隊及び警察消防の基本的な震災対応能力は震災の度に徐々にスキルアップしつつある、と期待しています。情報の共有化、救援物資の輸送手段や輸送ルートの確保、ボランティアや諸外国からの支援の受け入れ等々も、これまでの経験や反省を通して熟達度も増しているはずです。もちろん、私たち国民や民間企業の災害に備える力量も増しているでしょう。

熊本地震のテレビを観ていて気付くのは、災害を受け入れ乗り越えて再び立ち上がろうとする意志を感じさせる人たちが多いことです。阪神淡路大震災や東日本大震災の時もそうでした。被災地の住民の懸命な努力と共に、印象強く感じるのはボランティアの活躍です。大震災の度に、他県から大勢のボランティアが現地へ赴き活動します。日本人の連帯心や結束力の底力を大震災の度に感じます。

ボランティアの中には、一般人の他に大学生、更には地元の高校生やジャージ姿の中学生もいることを知りました。日本各地で学生たちは、校門で募金活動も始めています。本格的なボランティア活動はこれからだと思いますが、彼らは机上からは得られない貴重な体験学習を積むでしょう。

地震津波台風噴火、日本は自然災害の多い災害大国です。太古の昔からこうした自然災害の繰り返しの歴史の中で、協力連帯調和や忍耐不屈といった日本人の特性が恐らく培われてきただろうと推察しています。ボランティアの若者たちが、この日本人の特性を次の世代へとつないでいってくれることを期待しています。

天野 信夫   無職(元中学教師)

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