一院制の実現を一丁目一番地の課題とする政党の誕生に期待

2017年09月15日 06:00

細野氏(公式サイト)と若狭氏(アゴラ撮影)

一瞬、目を疑った。

一院制の実現が一丁目一番地の政策だ、と若狭さんが語ったそうだ。
細野さんも小池さんも同じ考えだ、と記事にあったので、これが本当だったら日本の政治はひっくり返る。

現職議員の方々は自分の身分に直結することだろうから、殆どの人が反対に回るだろうが、小池新党が本当に一院制を政策の柱に掲げるとしたら、新党は大胆な政治改革、社会改革を志向する革命的な政党になる。

一院制にするということは、衆議院と参議院を無くして新しい国会を作るということである。
単なる参議院無用論ではなく、衆議院と参議院を廃止して新しい国会を作ろうというのだから、大変な提案である。

様々な統治機構改革の提案がなされているのだが、一院制は議院内閣制の廃止や首相公選制の提案と同様に、これまでの日本の政治慣行を根底から変えるような大胆な提案である。

統治機構の根幹に関わることを改正しようとするのだから、当然憲法の改正が必要となる。

憲法改正を謳う政党は、大体言うだけで終わってしまい、何の成果も挙げられないまま結局は現状維持の守旧派に転じてしまうのだが、若狭さんは本気のようである。

当然、現在の衆議院の小選挙区・比例代表併用選挙制度は廃止になり、中選挙区制に戻さなければならなくなる。

日本の統治機構の仕組みがガラッと変わってしまうのだから、これまでのように一部の団体がやたらと大きな政治力を発揮していた日本の政治が、一人一人の有権者の声をもっと大事にする国民に身近な政治に変わることが期待される。

まあ、どんな制度も完全ということはないだろうから、一院制にすれば一院制特有の欠陥もいずれは露わになると思うが、今は、一院制にする方が国民のメリットは大きいはずである。

へー、いつから若狭さんは一院制推進論者になっていたんだろう、と思うが、ここで本当に一院制の実現を目的とする政党が誕生するということは、実に素晴らしいことである。
しがらみ一掃を掲げるとしたら、これほど最適の政治課題はない。

自民党の中にも一院制の実現を標榜している有力な国会議員がそれなりにいるのだが、自民党としては最終的に現状維持になってしまうはずである。自民党との対抗軸を作るのに一院制の実現ほど最適のテーマはない。

これは、面白いことになるぞ。

私も思わず身震いした。

こういう大きなテーマは、維新の橋下氏に頑張ってもらいたかったのだが、若狭さんもやるものである。
若狭・細野・小池の3人が本当に一院制の実現で歩調を合わせることが出来るのだとしたら、これは凄いことになる。

何とか上手に新党を立ち上げてもらいたいものである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年9月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

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