島しょ部・遠隔地の利便性向上のため、例えば資格取得の「eラーニング化」促進を

こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

本日(5月26日)はMXテレビ「田村淳の訊きたい放題!」に出演させていただきました。議会前にこうした特集を組んでいただけありがたいことです。

…録画見たらいつも以上に(いつも通り?)めっちゃ早口でした。。反省。

千客万来施設整備や東京五輪における交通量問題、受動喫煙防止条例や性教育など、多岐に渡る話題についてたっぷり1時間ほど議論。

その中でユニークだったのは、「訊きたい放題的都民の陳情」というコーナーで、島しょ部の方々の意見を聞いてきたことです。

「ガソリン代が高い」
「観光分野が衰退しているので、支援が欲しい」
「専門医の診察を受ける機会が限られている」

などなど、離島ならではの率直な悩みが…。

物価や産業に対して直接的な補助金を出すことは、公平性の観点や経済性から必ずしもプラスに働かないこともあり、慎重な検討や議論が求められます。

一方で「資格講座・試験を受ける機会が限られている」という状況に対しては、行政もリーダーシップを取る必要があるのではないかと感じます。

今日放映された島民の方によると、例えば食品衛生責任者の講習・資格試験は内地であれば毎年受けられるにもかかわらず、八丈島ではその機会が3年に一度に限られているそうです。

今の時代はeラーニングが発達していますから、こうした講習・試験はPCで受講することで資格認定するのは十分に可能ではないでしょうか。

資格試験はもちろん、都が行なっているものばかりではありませんが、離島を抱える自治体としてこうした働きかけをしていくことは重要です。

ITの利活用という視点では、専門医の診察機会なども、オンラインカウンセリングなどを充実させていくことができると思います。

直接的な補助金の拡充ばかりではなく、こうしたインフラ整備・仕組みづくりにこそ注力・投資すべきだと思いますし、そのような提言を議会からも続けていきたいと思います。

いよいよ来週には上程予定の議案が発表され、6月議会に向けた動きが加速していきます。

築地移転問題やオリパラだけではなく、多岐にわたる都政の課題にもぜひご注目いただければ幸いです。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は東京都議会議員、音喜多駿氏(北区選出、かがやけ Tokyo)のブログ2018年5月26日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。