未来の組織の在り方は、オーケストラとジャズとアメーバー

2018年11月28日 11:30

人生の真の豊かさとはなにか。現在は後進を指導するため独自のリーダーシップ開発カリキュラムを構築した著者が、THE NAKED CORE(ザ ネイキッド コア)の重要性を語る。北原照久氏(開運!なんでも探偵団鑑定士)、井上博之氏(いのうえ歯科医院理事長)など、角界の著名人が推奨するプログラムとは。

今回は、『THE NAKED CORE(ザ ネイキッド コア)―人生の縦糸』(みらいパブリッシング)を紹介したい。著者は、マーク小松/星夜(著)。主要著書に、『自分のルールの作り方』『世界一働きたい会社を創ろう!』(フォレスト出版)がある。

「人間は間違いなく計算や暗記部門で機械には敵わない。だととしたら、私たち人間が機械を上回る能力とは何だろうか?私は『組織力』だと思っている。組織とは人の集まりであり、人が人として学び、活動する『場』そのものではないだろうか。では、理想的な未来の組織とは一体どんなものだろう?」(マーク氏)

「今までの時代のように、カリスマ性のあるリーダーを1人だけトップに据えて右へ倣えでは、それこそ機械と大差なくなってしまうだろう。今は誰もがリーダーとなり、そのオリジナルマインドで活躍の場を広げる時代なのだ。」(同)

マーク氏は、今の時代に最も相応しいのは、オーケストラタイプとジャズタイプ、そしてアメバータイプという3つの組織構成だと解説する。

「オーケストラタイプは、1人の指擇者(社長、管理職)の下でそれぞれの音(特性、特技、役割)を楽譜通りに正確に出しながら、バランスの取れた完全なる合奏の形を創造するものである。ジャズタイプは、それぞれの個性を最大限に活かし、楽譜に縛られることなく自由に演奏をするものだ。アメーバタイプ。これは柔軟性のある組織を指す。現状に固定されることなく、常に進化革新を続けていける柔らかさがある。」(マーク氏)

「実際に自分の周りの組織はどうか?国は、行政は、学校は、会社は、参加しているコミュニティは?権力至上主義、あるいは結果主義といった言葉に表現されるような『上には逆らえない絶対的なピラミッド型』の組織がほとんどではないだろうか。」(同)

筆者撮影


マーク氏は、さらに、テレビでもよく取り沙汰されているパワーハラスメントなどが、とても分かりやすい例だと指摘している。

「こうした問題が、昨今、広く取り上げられるようになったのは、『上には逆らえない絶対的なピラミッド型組織』の中にありながらも、人々が、一昔前のような隠蔽体質を受け入れなくなってきているからではないか。」(マーク氏)

「世間の声を背中に受け、怒りの矛先を向ける相手を探しているかのようなマスコミの正義感には少々辟易するが、『何かがおかしい』と感じているにも関わらず、心の声を深く共有し具体的な変革を起こすことは、難しい時代なのかもしれない。」(同)

マーク氏の理論は、これまでの一般的な日本人的思考からの型にはまったリーダーシップではない。人間として最も大切な想いのエネルギーを最大限に活かしながらステップアップしていく、新しい形のリーダーシップを紹介する。

尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所・研究員
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尾藤 克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

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