日本の銀行は看板に「BANK」と英語表記を入れよう

2018年12月28日 06:00

かなり昔になるが、日本では外国発行のクレジットカードでキャッシングができるATMが少ないという記事を書いた。

この件はかなり対応が進んでいて、銀行の対応も進んでいるし、外国発行のクレジットカード対応を早くから進めていたセブン銀行のATMが外国人の多い所には数多く設置され、便利になっている。

ところが現金での外貨両替対応は、まだまだである。最大の問題は、日本の銀行の看板には英語が併記されていないので、漢字の読めない外国人には、そこが銀行であるということがわからないのである。

逆に、SoftBankのお店を銀行と勘違いして外貨両替をするために入る訪日客も多いと聞く。

長崎市内の中心商店街には、みずほ銀行と三菱UFJ銀行の支店がある。どちらも看板に英語で「BANK」と表示していないので、果たしてここが銀行だと外国人にわかるのか、以前から疑問に思っていた。

長崎港には毎日のようにクルーズ船が寄港し、その時には数千人規模の外国人が日中商店街を歩いている。外貨両替の需要はあるはずなのに、銀行の看板に「BANK」と書いていないのは、残念なことである。

三菱UFJ銀行の窓口では、現金での外貨両替をしている外国人を時々見かける。クルーズ船の業者の人から、両替するならここだという案内が事前にあるのだろうか。そうでないと、ここに両替のために入るというのは、かなり難易度が高いことだ。

以前みずほ銀行長崎支店の課長に、看板に英語表記をした方がいいのではと言ったことがある。すると「全国統一の基準があるので、長崎支店だけ違う表記にすることはできない」という返事だった。いや、これは長崎支店だけの問題ではないはずだが。

ちなみに、みずほ銀行長崎支店には外国発行クレジットカード専用のATMが1台置いてあるが、それを使っている人を見たことがない。だってここが銀行だとわからないと、中に入って来れないよ。

もっとも、外貨両替は手間がかかるだけでそんなに手数料が取れることでもないので、銀行としては積極的に扱いたくないのかもしれない。

私は香港のHSBCにも口座を持っていて、香港に行けば「HSBC」というロゴを見れば銀行だとわかる。口座を持っているからわかって当然だが、口座を持たない外国人でも、HSBCであれば、それなりの数の人が銀行だと理解できると思う。

では三菱UFJ銀行も、「MUFG」のロゴを見ただけで外国人が銀行だとわかるのだろうか。今現在はどうなのか知らないが、三菱UFJ銀行側がそうなることを目指しているのは間違いない。ただ、やっぱり看板には「BANK」と書いて欲しい所だ。

このことについては、写真付きの記事を私のブログにも掲載しているので、よろしければ参照頂きたい。

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前田 陽次郎
博士(経済学) 長崎市在住、地域構造研究者

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