大津の悲しい事故について

2019年05月10日 17:00

大津の事故の件、一児の父として胸が痛み。

もうすでに論じられているが、思うことを。

物事を「仕組み」と「活用」、「処置」と「対策」に分けて考える必要がある。ドライバーの過失はもちろんだが、ガードレール、自動ブレーキ、そもそもの運転免許制度など仕組みをいちいち確認するべきだし、その活用がどうなっているのかを論じるべき。この件の検証もそうだが、事故は起こる可能性のあるものだとして捉えなくてはならない。

素人の暴論だが、私は免許の仕組みを論じるべきだと思う。現状の違反のカウントの仕方、更新の仕方に問題はないか。逆に運転頻度の少ない人が優良ドライバーとされてしまう仕組みも疑問である。手間暇もコストもかかるのはわかってはいるが、5年に一度の実技試験、口頭試問、さらにはウェブやアプリでのチェックなどを設けられないか。ドラレコ、自動ブレーキの義務化や税制上の優遇などをすすめることもできないか。

記者会見は、メディアのエゴだった。ただ、それはそういう絵を求める庶民もいたということなのだろう。もっとも、すでに指摘されているとおり、園に記者が押しかけたり、園児や保護者が過度に心配しないようにするためにやむを得なかったとも言えるが。意地でも泣いて謝罪している人、悲しんでいる人の絵を撮りたいメディアはいかがなものか。

保育士を応援するハッシュタグ、私はあえて賛同しなかった。いつも感謝しているし、保育士の待遇、保育園の現状に問題意識を持っているからだ。これを利用して保育園や保育士制度について何か言うというのも、自己アピールの場と見紛うような振る舞いをするのは違うと思う。

車、運転のあり方について考えよう。いや、これはドライバーだけの話ではない。そもそも、安全な道をどうつくるかという話でもある。「仕組み」と「活用」、「処置」と「対策」をそれぞれ分けて考えたい。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2019年5月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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