47都道府県:地名と歴史の雑学をひとつずつ紹介

2019年07月27日 06:00

日本史が面白くなる「地名」の秘密』(光文社知恵の森文庫)という本を出したので、雑学として話題作りなどに役立ちそうな地名と歴史のエピソードを本書に所収のものとそうでないものも少し交えて各都道府県ひとつずつ紹介してみよう。

北海道:夕張はアイヌ語で「温泉の湧き出るところ」という意味だ。

青森:会津藩が移った斗南はいまのむつ市。辺鄙なところでもないし、ここへ移ったのは会津側の希望。

岩手:奥州市は奥州藤原氏をイメージしたが平泉は入らなかった

秋田:秋田市が現在の名前になったのは明治になってからで城下町は久保田だった

宮城:多賀城は平安時代に東日本大震災と同じ規模の津波で大被害を受けていたが歴史の本ではほとんど触れられていなかった(歴史学者の怠慢も被害を大きくした)

山形:鶴岡を城下町とする庄内藩だが、庄内は国名でも郡名でもない。

福島:会津若松市は若松市だったが九州の若松市と郵便のご配達も多く郡名である会津をつけた

茨城:茨城県も大阪の茨木市も「いばらぎ」でなく「いばらき」だ

栃木:栃木市は京都から日光へ行く「例幣使街道(れいへいしかいどう)」の宿場町で県庁があったこともある

群馬:上越線が本線でないのは清水トンネル開通でできた新線だから

埼玉:熊谷の気温が話題になることが多いのは測候所(県にひとつ)があるから

千葉:白浜や勝浦などの地名があるのは紀伊国からの移民が多かったから

東京:三多摩地方は南北西の多摩郡をさすためで東多摩郡は杉並区や中野区

神奈川:鎌倉は平氏から源氏への嫁入りの稼資だった

新潟:太閤検地のとき越後の石高は全国10位でしかなかった

越中:富山県の大半は富山藩でなく加賀藩だった

石川:加賀の国は67州で一番新しい

福井:コシヒカリの故郷は越後でなく越前だ

長野:長野県の一中は松本深志高校だ

山梨:山梨県で富士五湖や青木ヶ原樹海ができたのは貞観富士山噴火のとき

静岡:静岡市は江戸時代は駿府でなく府中というのが普通だった

岐阜:山県市は耳で聞くと山県市と紛らわしい

愛知:愛知県は名古屋が愛知郡だったため

三重:天むすは津市が発祥らしい

滋賀:奈良の大仏は紫香楽(信楽)にできるはずだった

京都:徳川幕府は最初は伏見にあった

大阪:明治時代まで堺市の中心部は摂津と和泉の境が走っていた

奈良:奈良はならすが語源で朝鮮語起源というのは真っ赤な嘘

兵庫:安倍首相は神戸製鋼所加古川製鉄所につとめていた

和歌山:醤油の発祥の地は湯浅

鳥取:大阪から鳥取へは智頭急行という第三セクター鉄道で行く

島根:出雲大社は江戸時代までは杵築大社といっていた

岡山:鳩山家は真庭市の美作勝山藩出身

広島:マツダの本社は周囲を広島市に囲まれた府中町

山口:長州藩というが維新のとき城は周防の山口市にあった

徳島:坂本龍馬は小説と違って徳島県に来たことはない

香川:瀬戸内海の島は岡山県からすぐのところもすべて香川県

愛媛:近江聖人・中江藤樹は大洲藩士だった

高知:南国市は「なんごくし」でなく「なんこくし」

福岡:京都(みやこ)郡や山門(やまと)郡がある

佐賀:鹿島市は茨城県でなく佐賀県にある

長崎:日本で一番長い海岸線は北海道でなく長崎県

熊本:和水(なごみ)町は日本一のキラキラネーム

大分:宇佐神宮の宇佐はローマ字で書くとUSA

宮崎:高千穂神楽は江戸時代になって始まった

鹿児島:鹿児島にはナポリ通りがある

沖縄:沖縄の方言で沖縄はウチナーという

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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