観光再開したら死ぬまでに行きたい世界百景を選ぶ

2020年05月08日 14:00

世界の観光界は新型コロナが終息しても容易には元に戻るまい。

そもそも、常識的に考えても、地球環境を考えても航空機代が安くなってLCCなどで秘境まで旅行者が増え、クルーズ船で小さな中世の町にまで数千人世界中の観光地が満員になるというのは、ちょっと異常だった。特に、かつて、「中国人がみんな海外旅行するようになったらベニスはその重みで沈むかも」と冗談で言っていたのが本当になりかねない勢いだ。

しかし、私自身もここ数年、安い観光旅行ができるようになったので、「どうせ戦争とかテロや感染症もあるし、いつ行けなくなるかもしれないので体力のあるうちに行っておこう」と海外旅行に精を出していたのが結果的には大当たりではあった。今年も正月に南フランス、1月末にカンボジア・ベトナムに行ってきたのが夢のようだ。

そこで、『365日でわかる世界史 世界200カ国の歴史を「読む事典」』(清談社)で『死ぬまでに生きたい『死ぬまでに行きたい世界観光地百選』という項目を書いたので、それを紹介しておこう。

すでに、アゴラの記事でもこの本で取り上げた、世界美術史とか映画とかの百選のことを取り上げたが、そのまとめみたいなものだ。

まず、当分、行きたくない人も多い中国だが、紫禁城と北京、万里の長城、杭州と江南の水郷、桂林の川下り、四川省のパンダ保護区、チベットの仏教寺院、兵馬俑、香港広東の中華料理、台北の故宮博物院、シルクロードの遺跡を挙げておこう。シルクロードは、敦煌などのほかウズベキスタンのサマルカンドなどを含む。

日本では、京都の社寺、富士山、日本の桜、大阪城とミナミの繁華街、宮島と瀬戸内海を上げる。大阪の町が世界的な観光地になるとは数年前でも想像できなかったがいまや堂々とした国際的な評価を手に入れた。瀬戸内海も人気急上昇だ。

厳島神社(niboshi-neko/写真AC)

南アジアでは、フィリピンの棚田、バリ島、アンコールワット、バンコク、バガンの仏教遺跡(ミャンマー)、アジャンター石窟、タージマハール、ヒマラヤの山々とカトマンズか。アンコール・ワットは行ってもっとも満足度が高い観光地かもしれない。

アンコールワット(Wikipedia)

中東アフリカだと、ドバイのリゾートが躍進中のものもあれば、戦乱で行けないサヌア(イエメン)のようなところもあるし、アカバ湾のスキューバダイビング、ペトラ遺跡、死海、エルサレム、ダマスカス、イスタンブール、カッパドキアの地下都市、カイロ旧市街と考古博物館(ギザに移転予定)、ナイルクルーズと遺跡、ピラミッド、エチオピアのキリスト教遺跡、ケニアのサハリ、セレンゲティ国立公園などタンザニアの自然、ビクトリアの滝、サハラ砂漠とモロッコの都市、ナミビアの砂漠。

エルサレム「嘆きの壁」前にて

東欧・中央では、アテネのアクロポリス、エーゲ海クルーズ、ドブロブニクの要塞都市、モスクワ赤の広場とボリショイ劇場、サンクトペテルブルクとエルミタージュ美術館、アイスランドのオーロラ、ノルウェーのフィヨルド、ブダペストとドナウ川、プラハ、ブランデンブルク門とベルリン、ノイシュバンシュタイン城、ウィーン国立歌劇場とウィーンフィル、ザツルブルクと音楽祭。クルーズ船で脚光を浴びた観光地はどうなるのだろうか。

ピサの斜塔(Wikipedia)

西欧では、アルプスの山々、コートダジュールとマルセイユ、パリ及びその周辺、フランスの三つ星レストラン、フランスの教会(モンサンミシェル・シャルトル・ロンシャン)、ロワールとベルサイユの城、ローマの水道橋(南仏・スペイン)、ブリュッセルのグランドプラス、オランダのチューリップと風車、イタリアの湖水地方、フィレツェとトスカナの田園、ピサの斜塔、ローマの遺跡とバチカン、ナポリとその周辺(青の洞窟・ポンペイ・アマルフィ)、スカラ座のオペラと最後の晩餐、シチリアの火山と遺跡、マルタ島、マドリードと闘牛、トレド、アルハンブラ宮殿、サグラダファミリア(バルセロナ)、ロンドンと大英博物館、ウィンブルトンのテニス、スコットランドの田園か。

アメリカ大陸では、世界遺産でも抜群の人気のマチュピチュ遺跡、リオとカーニバル、イグアスの滝、ギニア高地、ブエノスアイレスとタンゴ酒場、パタゴニアの氷河、コスタリカの原生林、マヤの遺跡、メキシコ市とアステカ遺跡、ハリウッドとディズニーランド、グランドキャニオン、イエローストーン公園、ニューヨークの摩天楼とミュージカル、カナディアンロッキー。

そして、オセアニアでは、グレートバリアリーフ、エアーズ・ロック,タヒチ島とその周辺.,ハワイのリゾート、イースター島のモアイ、ガラパゴス諸島の生物を挙げてある。

私自身も、新型コロナが終息して行けるようになったら、せっせと旅行したいと思っているが、今回のような世界全体のパニックは滅多になくとも、たとえば、エジプトでもテロ事件があると、10年くらいツアーがなくなってしまったりしていた。

いまから、ここだけは行きたいという所を決めて、狙いを定めておかれるといいと思う。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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