「Clubhouse」はZoom飲み会と何が違うのか?

数日前から気になっていたClubhouseというアプリを登録してみました。

音声版Twitterと呼ばれているように、音声を使ってコミニケーションをするツールですが、ユニークなのは「招待制」になっていることです。

1人のユーザが、2人までしか招待することができません、招待された人がSNS上で登録自慢wすることで、さらに参加したいと思う人が増えていく「排他的な仕組み」になっています。これは「FOMO(the Fear Of Missing Out)=取り残される恐怖)」と呼ばれるSNSでの行動心理を利用したマーケティング手法です。

フェイスブック上では、今週になってClubhouseの話題が頻繁にアップされ、何だか気になっている人も増えているはずです。

昭和のバブルの頃、ディスコ(!)の入口で黒服の店員に服装チェックされた感覚に何だか似ています。

1人のユーザが2人を招待できるという事は、2人が4人を招待し、4人が8人を招待する、、、という具合にユーザ数は等比級数的に増えていきます。いずれは、ほとんどのネットユーザーが招待され、登録できることになるでしょう。

Clubhouseに限らず、コロナ禍でコミュニケーションに飢えている人たちは、ネット上でのコミュニケーション手法を模索しています。

以前はZoom飲み会というのが流行りました。会議用の動画ツールZoomを使って、離れた場所でお酒を飲みながら語るというものでしたが、すぐに飽きてしまいました。

Zoom飲み会に参加すると、ダラダラとエンドレスに続いて、抜けられなくなったり、常に参加者の話をフォローしなければならないのが、ストレスになったりする。要するに、気軽に参加できず面倒くさいのです。

Clubhouseはまだ本格的に使った訳ではありませんが、公開されているroomに、勝手に入室し、興味がなくなれば黙って退出できます。

ラジオの深夜放送のように、ながら作業をしながら気軽に聞くという使い方もできるのが、気軽で面白いのではないかと思いました。逆にラジオ番組のようにハマってしまうと長時間ずっと聞き続けることにもなりかねません。中毒性がありそうです。

また、聞き手になるだけではなく、自分が情報発信することもできます。

この手の新しいサービスは、あれこれ考えず、まず始めてみることが大切です。いろいろ使ってみて、面白ければ自分なりの活用方法を更に考えてみようと思います。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2021年1月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。