「900MHzの割当は上限なしの周波数オークションで決めろ」という意見を総務省に送ってください

多田 光宏

来年空く予定の900MHz帯がどの携帯電話会社に割当てられるかについてですが、池田先生のブログにもある通り、このままでは携帯電話用の900MHzの割当はオークションをせずに、比較審査という名の出来レースでソフトバンクに決まりそうです。総務省は「電波オークションの考え方を取り入れた」と言っていますが、実際は上限額が2100億円程度なので全ての参入を希望する携帯電話会社が2100億円を提示するに決まっています。そこで皆様にお願いがあります。


900MHzの割当案について総務省が意見を募集しています。これに意見を送っていただきたいのです。このページを見ると、とてもたくさんの資料がありますが、目を通す必要はありません。総務省の案は参入を希望する事業者を総務省が比較審査するというものです。比較審査とは総務省が自分で決めた基準で審査して、どこの携帯電話会社に割り当てるかを決めるというものです。つまり総務省が好き勝手に決めることができるということです。

900MHzはプラチナバンドと言われるくらい電波の中では価値が高い周波数帯です。その割当を総務省の役人に一任すれば、そこには必ず利権が生まれます。ここは透明性が高く、競争政策にも繋がり、海外では当たり前のように行われている周波数オークションで割り当てるべきです。900MHzでオークション出来なければ、700MHzも同様に比較審査になってしまい、当分の間周波数オークションの可能性がなくなってしまいます。

意見の送り方ですが、簡単なフォーマットを作りましたのでこれをそのまま送って頂いても結構ですし、自分なりにアレンジしても結構です。[email protected] にメールして下さい。期限は11月21日10時までです。

総務省総合通信基盤局電波部移動通信課御中

氏名:

住所:

連絡先(電話番号又は電子メールアドレス):

(上記の情報は書かなくても結構ですが、できるだけ書いて下さい。)

意見:900MHzの割当は密室談合の比較審査ではなく、上限無しの周波数オークションで決めるべきです。

貴重な資源である電波が有効活用されて、日本の携帯電話市場が今後競争的になり、値段が下がったり、便利なサービスが出てきて欲しいと望む方はぜひお願いします。

平成の龍馬(多田光宏)
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