就職難という時代でも、未来は明るい --- 伊藤 雅則

2012年07月20日 09:28

みなさんもご存知の通り、就職難の時代に突入している。ニュースを見れば、就職活動に失敗をして自殺者さえいるようだ。私は現在24歳。おそらくは、就職難の時代を生きた身である。ただ、私は我侭だったので面接やエントリーを一社もしなかった。こんな私ではあるが、せっかくなので戯言に付き合って頂きたい。

まず、人生とは何なのか考えてもらいたい。広義ではあるが、自殺者が出ている以上必要だ。


言うまでもなく、私たちの人生の目的は「大手企業に入社すること」ではない。いや、無かったという表現の方が正しいかもしれない。こうした愚考にいたってしまう背景には、「就職活動」というイベントが20歳前後の若者にとっての一番大きなイベントであることに起因するのだろう。

中学、高校、大学と勉強をすれば誰でもそこそこの大学に受かるというイージーなイベントだった。努力が大半が実るイベントだ。しかし、今回の「就職活動」というイベントは、努力が実りにくいイベントでもあった。

勉強をして数字として良い点数を取るのとは違う。経験を積むごとに、切り捨てられる回数は増え、自分の無力感に苛まれることも少なくない。自信を無くせば、結果は悪くなる一方だ。このように「就職活動」は努力の実りにくいイベントだからこそ、難易度も高く期間も長いことで人生のBIGイベントになってしまう。しかし、冷静に考え直して欲しい。本当にこのくだらぬイベントに力を入れすぎて大丈夫なのだろうか?

私が就職活動をしなかった理由は、時間が勿体無いからだ。

大学というのは学びに行く場であり、自分の知性を高める場所。英知を養う場所だ。その大学で、なぜ就職活動などというくだらぬイベントに大半の時間を費やさなければいけないのだろうか。

リクナビに登録をして、エントリーをして面接をする。時にはゴマをすりに企業に出向いたり、インターンシップという名の奴隷制に登録をしなくてはならない。このシステム化が本当に嫌だった。この無駄な時間を勉強に使えば、英語が堪能になれる。経済の基本的な部分は理解できるようになる。C言語くらいならマスターできるだろう。

大学生という、知に飢えている時期に就職活動によって有限である時間を奪われるのは苦痛だった。しかし、私のような先を見ない性格が例外だということも理解をしている。

だから、全てとは言わないが、もう少し時間の使い方を考え直してほしい。大企業が1~2年という月日を費やす程に、魅力的なのだろうか。私にはそうは思えない。3ヶ月で入社できる中小企業ではどうして駄目なのだろう。会社が潰れるリスクなどの安定性が槍玉にあげられそうだが、大手に就職をした人間と1年のスキルアップ期間の差を埋めれるほどなのだろうか。

まず、中小企業を卑下している風潮にも警鐘を鳴らしたい。あなたが実力のある人間ならば、中小企業を立て直すことも可能なはずだ。あなたの力で中小企業を大企業へと発展させることさえ可能だ。その達成感は、絶大なものだろう。中小では、大企業では任されない仕事を入社すぐに任されることも多い。大企業にはとは違ったやりがいを見出すことも可能だ。スキルも身につく。

たしかに、この日本では東証一部上場企業の肩書きはかっこいいかもしれない。名刺交換の際に高揚感を得る人もいるだろう。だが、幸せというのはどういった企業に勤めていようが掴めるものだ。今居る企業で幸せになれなければ、転職をして肌の合う企業を探せばいい。ただ、それだけのことだ。無数に落ちた人は自分で何かをやってしまおう。日本の企業の連中は私の器を扱いきれないのだなと開き直ってしまえばいい。丁度いいところに「ノマド」という言葉もあるのだから。

私は、自分で会社を作った。といっても従業員がいるわけでもなく、私一人の会社だ。基本的にPC一台でこなせる仕事なので私も「ノマド」の一員であるかもしれない。気分転換に旅先で仕事をすることも多い。

そして、私の周りにも会社登記の有無に関わらずフリーランスやノマドという定義がしっくりくる知人は多い。彼らは総じて成功者だ。億以上を持っている人さえも数人いる。

このようにフリーランスやノマドと言われる人達に成功者が多数存在するのは事実だ。彼らの殆どのがメディア露出などをしないので世間からは認知されていない。従って、世間の考えよりは成功者の数は多いだろう。

メディア露出をして、目立ちたがりの女性などがノマドの代表格のように捉えられているかもしれないが、彼女らはスキルがないからメディアに出ている小物だ。本当の成功者は影に潜んでいる。

もちろん、向き不向きはある。一概に薦めれるものでもない。成功者が数多く居る一方で、敗者が多いのもまた事実だ。しかし、フリーランスにも可能性はあるのだ。

最後にこれだけは理解をしてもらいたい。どんな場所であれ可能性は無限大だ。中小企業に勤めようが、大企業に勤めようが、一人で仕事をしようが、スキルさえあれば稼ぐことができる。

だから、大企業という可能性を絶たれたくらいで悩む必要はない。悩むくらいなら勉強をしてスキルを高めたほうがいい。それぞれの場所で可能性は無限大なのだから。

伊藤 雅則

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!

アクセスランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事

ページの先頭に戻る↑