社会に殺される人について考える

2012年07月20日 11:21

人間社会は当然ながら個々人の集まりです。一人ひとりは自分のことを中心に考えているんだが、それらが集まった集団の意志をどうやってすくい上げるのか、長い歴史で試行錯誤が繰り返されてきた。個々人の集まりなので、声の大きな人、力の強い人、影響力のある人の意見がまかり通ることがよくあります。
この「Passion Fruit ─情熱の果実─」というブログでは、レアケースである生活保護の不正受給に対して厳しく報じるマスメディアに疑問を呈している。針小棒大、という言葉がありますが、制度を受けるべき大多数の権利さえ否定しかねない報道にどんな意味があるのか、ということです。マスメディアは声の大きな社会的強者なので、気をつけないと弱者への視点、弱者からの視線に無頓着になることが往々にしてある。


必ずしも大声を出す人の意見が正しいわけではありません。少数派でも影響力ある彼らが、社会的な強者である場合も多い。たとえば、自殺する人に対して精神的に弱かったからとか、犯罪に遭うのは被害者も悪い、というような意見が出てくることもあります。さらに、そうした強者の論理が社会的圧力になり、いつしか集団の空気を濁し、どうも弱者にとって居心地の悪いムードが醸成されることもある。
表題のブログは、自殺、自死、という言葉への違和感から、実は彼らは「社会に殺された」のではないか、という乙武洋匡氏の意見を紹介しています。人は「安易に死を選んだりしない」という自明のことが、改めて心に迫ってくる。自ら死を選ばざるをえなかった人の行動を疑問視する前に、この社会の仕組みを問い直すべき、というわけです。
Be unpatriotic!
乙武さんの言う「社会による殺人」について

カリフォルニアのモノ湖でトンデモない細菌が見つかった、という衝撃のニュースが飛び込んできたのが2010年の年末でした。発見したのがNASAだったんで、けっこう信憑性の高い成果と言われていたもんだ。地球上の生命に必要な物質は、炭素、水素、窒素、酸素、リン、イオウ、の6元素と言われているんだが、リンの代わりにヒ素を取り込んで生命活動を行っていて、もしそれが本当なら従来の常識を引っくり返す大発見だったわけです。ただ、発表直後から異論反論が続出し、途端に眉唾物になってしまった。で、これは科学誌のサイエンスに否定を決定づける論文が二つも掲載され、NASAの発見が死亡フラグ確定、という話です。
(*゚∀゚)ゞカガクニュース隊
NASA「ヒ素を喰ってる細菌を見つけたと言ったな、あれは嘘だ」

しかし、これほどの望遠になると、よほどガッシリした三脚に載せないとダメです。ただ、なんでもそうなんだが、デジタルの発達でせっかくの技術も陳腐化したらしい。一眼レフカメラ、というのは、精緻なメカの動きが必要。日本のお家芸だったものが、デジタル化でお払い箱、という典型です。
ギズモード・ジャパン
ニコンのプライドをかけた1200-1700mmの超望遠ミサイル級レンズのお話

ようするに学ぶことはやる気さえあればどこでもできる、というわけです。周囲に棚田がある地方在住の人は、何を言ってるのか、と思うかもしれないが、非日常体験から人は何かを学ぶことができる。この記事では、鹿児島県の中央やや北にある「湧水町(ゆうすいちょう)」がやってる子どもたちの「体験留学」を紹介。都会からこういうところへ行けば、きっと何かが見つかるかもしれません。
留学ニュース.com
留学は海外だけじゃない“棚田体験山村留学”

どうもいろいろ考えさせられるネット上の騒動なんだが、人間の想像力というのはひょっとすると「有限」なのかもしれません。何か基本的なフォーマットなりプロットなりがあり、そこから多少のアレンジこそあれ、逸脱した新しいものは作れない。オリジナルの傑作と呼ばれる作品も、長い人類の歴史で過去にどこかで誰かがすでに作っていたものかもしれず、それを誰も知らないのでオリジナル、と威張っていられるだけ、と考えたりします。
死んだ目でダブルピース
娯楽作品は連鎖する。─「薄桜記」と「薄桜鬼」騒動について思うこと。

サッカーがいくら強くても国がボロボロならどうしようもありません。国王が給料をもらっていた、というのも驚きなんだが、このフアン・カルロスI世という人も数奇な運命をおくっています。なにしろ、あの独裁者でファシストのフランコから「王の座を譲られた」わけで「サラリーマン国王」という立場を自認してもいる。1981年のクーデター未遂事件を防いだとき「自分の給料分、働いただけ」という発言もあったらしい。とにかく、この国は大変なことになってるようです。
碧空
スペイン 政府補助金大幅削減で石炭産業は消滅の危機

この「craigslist」という掲示板サイト、日本人はあまり知らないのかもしれないが、在日外国人はけっこう活用しています。筆者も何か人が必要なときに使ったりしています。ただ、ちょっといい加減というか約束を守らない人も多いかもしれない。何度か打ち合わせをすっぽかされたことがある。このブログで紹介されているような「わらしべ長者旅」は、日本でも女性が挑戦したりしてありがちなんだが、ネット上でその姿勢や態度が批難されたりしています。
sense of medium
お金も、連絡先もない状態でCraigslistのみを使って30日間生活した男のドキュメンタリー

CDをなぜこんなふうに包まなきゃならないのか、というとソフトをコピーしたものを誰かにあげるからです。で、このブログでも紹介されているリンク先には、いろんなパッケージがある。折り紙の得意な日本人ならもっと多彩なものを作れそうです。
A!@attrip
A4用紙でCDをコノ包む方法が非常に優れているとFacebookで話題

クルマが家電化した結果、いろんな業種からクルマ業界へ人材が流入している、という話です。ガソリン車でもどんどんIT化していたクルマなんだが、EVではさらにそれが重要になってくる。システム屋さん、モーターや電池などの電気関係、材料屋さん、いろいろな職業が必要になっているようです。
Tech総研
エコカー大普及時代! 電気系エンジニアの争奪戦始まる

創業者のヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏が経営から退いたのが2008年で、その後、レディスもメンズもプラダのmiu miu出身のデザイナーが来て少しゴタついてたわけです。けっこう業績がいいわりに、経営陣が弱体、という感じなので投資グループの狙い目だったのかもしれません。これはカタール王家がバックにいるらしい投資ファンドのようで、世界中の購買力が落ちている中、先行き不透明なファッション業界へ投資するのには何か理由がありそうです。
VOGUE
ヴァレンティノをカタールの投資グループ大手が買収。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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