また起きるiPS大誤報

2012年11月16日 11:45

マスメディアは解散総選挙モード全開で突っ走り始めたんだが、まつりごと、とはよく言ったもんで、選挙ってのはボスどもの祭りです。「なかったことにしたい」感満載のiPS細胞移植大誤報も、こうした騒ぎに紛れさせ、忘却の彼方へ葬りさりたいんでしょう。そんな日本のマスメディアに対し、厳しい批難が科学雑誌natureから投じられました。


もちろん、森口氏の捏造疑惑についてはこのnatureも同罪と言えば同罪なんだが、科学記事を書くためには元の論文をまず読むことが大前提だ、と当たり前のことを書いています。それをしていたら誤報は限りなくゼロに近づけられる。とにかく「一次情報」にあたれ、ということ。選挙報道もイメージ醸成に一役買ってるわけで、マスメディアのお粗末ぶりに有権者は誘導されないよう気をつけなきゃいけません。
で、このブログでは、日本のマスメディア内の記者については、ごくごく初歩的な取材の心構え以前の問題じゃないか、と書いている。確かに、ここに紹介されている科学記者の言動をみると、また大誤報は簡単に起きそうな予感がします。
そういえば筆者は以前、中国の企業の共同取材で現地へ行ったことがあるんだが、大阪から来た某記者のあまりの無知ぶりに思わず我が身を振り返った経験があります。常に自省を怠らないようにしなければ。くわばらくわばら、であります。
あぁ~ん?ハリソン内科学でお前を殴打してやろうか!!
世界有数の科学ジャーナルもあきれる日本のメディアのレベルの低さ


Videogame simulates “a slower speed of light”
Boing Boing
このゲーム、MITのメディアラボが作ったんだが、遊んでるうちに相対性効果による現象を視覚化するらしい。空間が歪むとか時間の流れが遅くなるとか、本当にこんなことが起きるのか、と言えば生身の人間に体験するのは不可能です。歩く速度を光に近づけていくとどうなるか、という楽しいゲームだ。しかし、ゲーム内の仮想現実CGに出てくる鳥居みたなもの、あれはなんだ。

ハイリスクハイリターン好む 脳の領域を突き止める
(*゚∀゚)ゞカガクニュース隊
むしろ生命進化のワケがわかるかもしれない、という研究です。ラットという実験動物はとても臆病なんだが、美味しい果実のためにどれだけ危険を冒すのか、というわけ。遺伝的に「新奇探索傾向」というのがあって日本人には少ないタイプです。これも遺伝子が脳の働きに作用しているのかもしれません。

1日に1店の本屋が潰れているというクソ記事に怒髪天—Stupid article about bookstore closings got me going mad as hell
Books and the City
いやいや、かなりお怒りのご様子がうかがえるブログです。確かに街の小さな本屋さんってのは、どんどんなくなってるんだが、これはほかの小売業でも同じです。うちの近所の飲食店系の開店閉店頻度の高さは、ここ数年はっぱねえ感じ。一方、夜だけ開けてるエロ本屋さんは健在だったりする。エロ本を買うには自転車で遠方の本屋さんへ行くべし、という青少年時代があったりするわけです。今はそんな厳しい年齢認証なしにネットで買えますね。女性読者には「村上春樹文学」というエロに強い味方がいます。ブログ主がお怒りなのは、こうした傾向にではなく、したり顔で本屋情勢を取り上げたメディアに対して、らしい。経済は全体として縮小均衡へ落ち込みつつあるわけで、特に出版業界だけがジリ貧ではありません。

トミーカイラEV
ECOカーアジア
このグリーンロードモータースというのは、京大発のベンチャーらしいんだが、ロボット研究者の高橋智隆氏が作ったロボ・ガレージも京大発ベンチャー。高橋氏は残念ながら東大へ移ったんだが、ロボ・ガレージの本社は京大内にあります。iPS細胞の山中教授も京大だし、やはりおもしろいことをいろいろやっている。このトミーカイラEVは、自動車チューニングメーカーのトミーカイラが作ったトミーカイラZZをEVへ改造したもの。この記事ではグリーンロードモータースへX JAPANのYOSHIKI氏が出資に参加、と書いています。

まとめサイトにひろゆき氏コメント 「不愉快な出来事が続くと思いますので、営利第一なら早めの撤退を」
ねとらぼ
ネット上には、2ちゃんねるの掲示板投稿をまとめたサイトが異常繁殖しています。これがあまりにもヒドいんで、元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏が業を煮やして警告をした。こうしたサイトはブログ形式で作られてるところが多いんだが、広告収入で荒稼ぎをしている、という実態があります。人の褌で相撲をとってるのは当「今日のリンク」も同じなんだが、少しは加工してるんでこの話題はあくまで「人ごと」だと思っています。

「お一人さま」は失礼だ、という声
【ネタ倉庫】ライトニング・ストレージ
こうして、いろんなところへケンカをふっかけるクレーマーがいるんだが、いちいち対応していたら表現なんてできませんね。「お一人さま」ってのは、アラサーアラフォーの「自立した女性」向け雑誌なんかの惹句によく見かけます。「お一人さまでも泊まれる旅館」とか「お一人さまで気楽旅」とか。一人分の容量、という意味で「お一人さま」ってつけたんなら堂々としてればいいと思います。

ライブドア元幹部が語る、ホリエモン仮釈放支援に取り組むワケ
ビジネスジャーナル
ホリエモン、こと堀江貴文氏の実刑が確定したのが2011年4月だったそうで、そういえばそんなこともあったかな、という話です。体調がかなり悪いらしいんだが、飽食で不規則な生活から一気に刑務所内の健康食と規則正しい生活に放りこまれると、逆に人間というのは健康に良くないのかもしれません。この記事では、刑期の1/3が終わっている受刑者に仮釈放を受ける資格のようなものが生じる、と紹介。しかし、それは法務省管轄の地方更生保護委員会の恣意によって決められる、と書いています。

日本製品と韓国製品の評判が同じなら韓国製品のほうが性能が良い可能性が高いという法則
情報の海の漂流者
ナショナルな身びいきで情報に偏差が出る、という話です。ようするに、ナショナルブランドの価値はその国内で高められ、ライバル国が作った製品価値は不当に落とされるわけ。このブログの落ちは、それでもナショナルブランドを買って国内企業を応援したい、と書いています。

フォーバル ベトナムで日本の中小企業支援事業 古いビジネス感覚の刷新が必要
キャリコネ
もとの「新日本工販」って会社が社名を変えたらしいんだが、ベトナムという国も中国に代わる進出先として候補によく挙げられます。筆者の香港の友人は、ロシアから農薬や肥料を安く買い込んでベトナムで売ってます。政府役人への鼻薬は欠かせないらしいが大儲けしている。彼はもともと中越国境の免税ビジネスで稼いでた男なんだが、どっちもアジア的共産圏でとにかく役人を懐柔するためのエネルギーが大変だそう。役人の接待でコルドンブルー漬けになり、体からブランデー臭が抜けないと愚痴っていました。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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