銃規制は是か非か

アゴラ編集部

また銃による悲惨な事件が米国で起きました。米国の銃規制について、日本では勧善懲悪的に報じられることが多い。ライフル銃協会みたいな圧力団体があり、悪徳武器商人が暗躍して銃規制が進まない、とか。本当にそうなのか、ちょっと疑問なのでネット上をあちこち漁ってみた。「Mashable」では「Calls for Gun Reform ‘Dominated’ Twitter Following Newtown Shooting」とし、銃規制への議論がTwtterやブログなどで盛んに交わされている、と書いています。この中では、銃規制の強化が多く、規制に反対の倍くらいあるらしい。


この「Bloomberg」の記事によると、ウォルマートで銃器が品切れになり、オークションサイトのeベイでは弾薬の価格が高騰、と書いている。事件により米国人の自衛意識が高まったということです。あれだけ銃器が出回っているんだから、歴史的背景もあり、今さら規制してもなくならないでしょう。むしろ禁止したほうが、銃による犯罪は増えるかもしれない。

在米日本人女性が書いている「In the Strawberry Field」というブログでは、合法的な銃の量が増えれば犯罪数が減少する、と書いています。今回の事件により、米国市民の力を削いで政府の力を強める圧力が強まった、というわけです。このブログによれば、米国には銃の所持が自由な州でも銃を持ち込めないエリアがあり、その代表的な場所が学校だ、犯罪者は銃による反撃を受けないから襲撃場所に学校を選ぶ、らしい。学校の教師と犯罪者による銃撃戦が起きるかもしれないんだが、反撃されるとわかれば犯罪者は学校を襲わなくなる、ということです。

表題ブログは、レーガン政権の財務次官補であり、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者だった経済学者が書いてます。銃規制については、銃のみならず凶悪な武器になるものは多いんだから銃だけを禁止しても無駄、というわけ。彼は、今の米国はすでに「強力な警察国家」になっていて、政府の権力から市民が身を守るためには武装も必要、と言う。襲撃されたコネチカットの小学校の事件には、いろんな「謎」があり、長モノの銃は使用されていないらしい。米国政府は、この悲惨な事件を利用して米国市民から銃を取り上げようとしている、と書いています。

銃による犯罪は日本人にとって身近じゃないだけに、こうした米国と政府、市民の関係における諸事情というのは理解しにくい。我々は「検知と刀狩り」以来、鎌や鍬で一揆をするしかありませんでした。武装した市民、というのは政府にとって怖い存在だ。それだけに米国が特異な国であることは確かで、自立自律した市民がいる、ということにもつながります。銃による犯罪を防がなければならないのは当然なんだが、この事件の影響で米国は「普通の国」に成り下がるんでしょうか。
Paul Craig Roberts
Agenda Driven News


LEAK REVEALS POLAROID’S ANDROID-POWERED CAMERA WITH INTERCHANGEABLE LENSES
BGR
ポラロイドがレンズ交換式のカメラを出す、というあまりにも今さら感満載の記事なんだが、Androidが載ってるらしい。ポラロイドのカメラ事業が復活、というニュースでもあり、そのあたり、なかなか興味深いです。ようするに、SNSへの質の高い写真投稿で、スマホなんかに取って代わる可能性がある。スマホのカメラって確かに限界あります。カメラ側からとスマホ側からのSNS争奪競争が勃発しそうな予感。

「道路整備費用は車利用者が負担すべき」賛成16%・やむを得ない51%・反対28%
Garbagenews.com
宅配便とか物流の多くは道路を通って運ばれてるわけで、クルマの利用者ばかりが使ってるわけじゃありませんね。あまねくすべての人が恩恵をこうむっている。そうした前提があれば、こういう考えに対する態度も決まろうってことなんだが、やむを得ないがそうすべき、という人を合わせると67%以上もいます。なんちゅう公共心のなさ。これが今の日本人です。

さすが日本発サービス!52ページのマニュアルも整備されている『LINE@』の使い方を完全ガイド
GaiaX Social Media Lab
NHNは韓国の企業なんだが、LINEは日本発のコミュニケーションアプリです。これはよく誤解されることで、Kakao Talkとゴッチャ煮にされてるんでしょう。で、このブログではLINE@なるサービスについて紹介。飲食店やアパレル、メディア、公共サービスなどで個別アカウントが作れる、というわけです。しかし、個人的にはLINEで特別なアカウントに登録することはまずありませんね。

ジョニー・デップの恋人アンバー・ハードが、ケヴィン・コスナーとタッグ!
シネマトゥデイ
飛ぶ鳥を落とす勢い、とでも言いますか、この女優さん、絶好調らしい。ケヴィン・コスナーというのも少し懐かしい名前なんだが、アンバー嬢が女優として飛躍するための踏み台っぽい感じです。こういう端役をやっていって、大役を射止める、というのはよくある話です。しかし、ニコラス・ケイジと共演した映画『ドライブ・アングリー3D』といい今作といい、オッサンとの絡みの多い女優さんです。

選挙ネタより盛り上がった! 今年のテレビ実況ツイート数解析から見た「スマイルプリキュア」
Kotaku JAPAN
Twtterでつぶやきながらテレビを観る、というのが新しいテレビの楽しみ方として定着しつつあるんだが、同じ番組をあちこちの見知らぬ相手と共有する、というのがおもしろいらしい。この「ソーシャルテレビラボ」のランキングによると低視聴率に喘いだ大河ドラマ『平清盛』も、けっこうつぶやかれてます。どうもツイート数と視聴率とは連動しないらしい。で、このブログでは美少女戦士系アニメ『スマイルプリキュア!』が盛り上がり過ぎ、と書いています。「プリキュア、スマイルチャージ!」「チャージなどさせるものか」w。

「ガリガリ君リッチ」シリーズ最新作「ガリガリ君リッチあずき大福」試食レビュー
GIGAZINE
全国的にファンの多いアイスなんだが、寒くなってもまったく関係なく話題を提供してくれます。今度は「あずき大福」なんだそうで、発売日は12月18日。すでに売り切れ店続出な感じが漂っている。「もちは入っておりません。」という但し書きがあるんだが、個人的に粒あんは大好きです。

Kindle Storeから新潮社の書籍が突然削除されたらしい…
ソフトアンテナブログ
なんか、こんなことがあると怖くて電子書籍なんか読めなくなりますね。個人的にはすでにKindle読書の体勢に入ってるんだが、読みたい本がAmazonにありません。調子に乗ってダウンロードしまくってると、すぐに数千円単位になって驚きます。このブログで紹介されてる新潮社の問題は1日で解決されたらしいんだが、12月13日から14日の間、まったくなくなってしまった、ということです。

69歳の著名教授、出会い系サイトで騙されて麻薬の運び屋に利用される
スラッシュドット・ジャパン
まだ出会い系なんてやってるんだ、と笑われそうな記事なんだが、ご多分に漏れず美女とデートしたいという願望は世界中の男性で共通のようです。このPaul Framptonさん、「Entropy of Contracting Universe in Cyclic Cosmology」というファントムエネルギー理論に基づく学説を出している。なんのこっちゃ、個人的にはまったく理解不能です。

Google、創世記や十戒を含む死海文書のオンライン化に技術協力。デジタルライブラリ開設
Engadget 日本版
こりゃけっこうスゴいです。死海文書ってのは20世紀最大の発見とも言われている。目にしてもとうてい読めないんだが、一度くらいは見てみたい。この記事によるとGoogleのR&Dセンターってイスラエルにあるらしい。どこか胡散臭い感じもします。なんてのは、この記事の最後のフレーズにも書いてある。このアーカイブを使い、あなたも古代ユダヤ教とキリスト教の関係の謎を解き明かすことができるかもしれない。しかし、エヴァ好きじゃなくても興味深いです。


アゴラ編集部:石田 雅彦