投資の世界でも、「継続は力なり」の法則は成り立っている --- 内藤 忍

2013年03月07日 11:20

円安、株高が続いています。NYダウは昨晩も史上最高値を更新し、今日の東京マーケットは日経平均12000円台が見えてきました。しかし円安・株高があまりに急激だったため、この相場から恩恵を受けた個人投資家は意外に少ないようです。

その中で、長期分散投資を積立で続けてきた人が、実は「影の勝者」だと、昨日の日経新聞21ページに編集委員の田村正之氏が書いています。


「影の勝者」の資産運用の方法はこうです。

インデックスファンドのようなコストの低い投資信託を日本株、外国株、海外REITというように、いくつかの資産に分散して投資する。しかも資金は一回にまとめて投資するのではなく、積立の自動投資プログラムを使って、手間をかけずに買い付けていく。

このような投資方法をリーマンショック以降も続けていた人は、現状の水準でも20%以上の利益が出ているはずです。

決まった金額を定期的に積み立てると、相場が悪くなって投資信託の基準価額(値段のことです)が下がると、その分多くの買い付けができます。お昼ご飯に300円で牛丼一杯食べている人が、牛丼価格が150円になれば、同じ300円で2杯食べられるのと同じことです。

リーマンショック後の株価の低迷、円高によって、投資信託の価格が下がれば下がるほど、積立をしていた人は安く毎月資産を積み上げることができたのです。例え、下落して元の価格に戻っただけだとしても、下がっている間にたくさん買った分が値上がりしていますから、積立をしていた人はプラスになります。

これは、「資産設計塾」シリーズが2005年に発売された時から、私が提唱してきた投資方法です。

投資の初心者は、まずこの「長期・分散・積立」という3原則で資産運用を開始し、その上で個別銘柄投資や海外不動産、オルタナティブ投資といったアクティブな資産運用に進むべきというのが私の変わらない考え方です。

これから10年、20年後に必要なお金を今から準備しておくというのであれば、今日上がるか下がるかは関係ありません。問題は、10年後、20年後に資産がどうなっているかが問題なのです。目先の動きに一喜一憂するのではなく、堅実で相場に振らされない資産運用を多くの方に実践して欲しいといつも思っています。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2013年3月7日の記事を転載させていただきました。
オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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