ビッグデータは誰のものか

2013年07月26日 10:15

JR東日本がSuica情報を日立製作所へ渡し、それを「ビッグデータ」として分析、マーケティング用情報として企業などへ売る、ということが批判されています。最初に日立がこれを発表、その後、沈黙を続けていたJR東日本が認め、さらに批判が高まったことを受けてデータの販売を一時停止するらしい。まず、Suicaの利用者へ事前の説明がなかったことが問題視され、個人情報は利用されないとはいえ、自分のSuica情報が第三者に使われることを「行動が監視されているみたいで気持ち悪い」と感じる人の声が多数出始めたことから販売停止を決めた、というわけです。


これが本件に関するJR東日本のリリース。7月26日から、自分のSuica情報を提供したくない人は自分で同社へ連絡し、データを除外してもらうことができる、と書いています。でもこれ、ガラケーなんかのモバイルSuicaはどうするんだ、とか、PASMOにしたらいいのか、とかいろいろ疑問が出ている。わざわざ自分でデータ除外の手続きをしなきゃならない、というのも不親切。本来なら逆に、データ利用を許諾したい人が手間暇をかけて申請すべきです。

表題ブログでは、記名式のPASMOのデータ利用については法的に保護されているはず、と書いていて、無記名Suicaの情報についてJR東日本の対応の変化について考えています。こうした非接触式少額決済は日本がけっこう先を行っているんだが、サービス提供側が得た情報をどう使うのかについて、これまであまり考えられることはなかった。個人情報の利用が批判されたTカード問題のように、そもそもこれらの情報はいったい誰のモノのなのか。ビッグデータの時代とか言われ、我々一人ひとりの行動が蓄積され、分析され、さまざまに利用されることができるようになっています。事前説明のありなしはもちろん、利用規約をタテにして有無を言わせない態度、人それぞれに違う「個人情報の感覚的な範囲」など、これについて我々はもっと議論したほうが良さそうです。

Boccheruna古事記
無記名Suicaの履歴売却と個人情報


なぜ女子は男子以上におかしくなっているのか?
第三の波平ブログ
ボーヴォワールは「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」とか言ったらしいです。ジェンダーという、ややこしいものについて考えていたんでしょう。人類の各種族、各民族というのは、それぞれ独特の社会や文化、風俗習慣をもっている。何か普遍的な価値観で世界中の種族民族を同じような社会にしてしまおう、というのに抵抗感のある人も少なくありません。男女同権は当然だとしても、男女がまったく同じ社会的存在である、という考えに違和感を抱く人もいるでしょう。このブログでは、日本における女性の社会進出の遅れは「日本の特徴」であり、日本の「専業主婦」は立派な職業である、と書いています。人間は所属する集団によって規定される生き物でもあり、日本の女性は専業主婦という帰属先を失っておかしくなってるんじゃないのか、というわけです。実際のところ、どうなっとるんでしょうね。

宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」に出てきた謎のお菓子「シベリア」とは!?
わようふうどっとこむ
もうね、映画館が湿っぽくなっちゃって大変なことになってます。映画『風立ちぬ』のことなんだが、不治の病ものってのは反則ですわな。で、このブログでは劇中に出てきたお菓子を探索しています。なるほどぉ、ヒンヤリしてるからシベリアという名前がついたんですね。ブログのタイトルが「わようふう」ってくらいなんで、カステラと羊羹の合体、というのもうなずける。なんのこっちゃ、と言う人は、まあ本作を観ればわかります。

Lomographyの新Kickstarterプロジェクトは伝説のポートレートレンズ、Petzvalの復刻
Tech Crunch 日本版
最近はフォトショなんかで写真を加工すれば、浅い被写界深度めいた処理は簡単にできます。それ用の専門プラグインなんかもある。スマホのアプリにもこうしたものが多いんだが、やはり特殊なレンズで実際に撮った写真は、どこか違います。この微細な違いにこだわるかどうか、というわけで、この記事によれば100年も前のレンズをよみがえらせるプロジェクトがあるらしい。これ、王国時代のハンガリーで生まれたPetzvalって人が作ったレンズです。絞りの機構が変わってる。ebayだと数十ドルで売ってます。

「ガラ軽」と化した軽自動車の技術が日本を救う!?
clicccar
「ガラパゴス化」というのは、ちょっとネガティブな言葉のイメージがあるんだが、独自の進化を経てほかにはない特質を持った、というようなポジティブな使い方もできなくはない、という話です。TPPで米国の自動車業界が日本の「軽自動車」仕様にいらだちを隠さないように、このカテゴリーの技術は世界のどこの国のメーカーも日本には追いつけないもの。この記事では、とりわけ新興国市場で日本の「ガラパゴス軽自動車」つまり「ガラ軽」が元気、と書いています。日本の軽自動車規格に縛られず、各国に応じた「進化」を伸び伸びと遂げている、というわけです。楽しみですな。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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