地に堕ちたカネボウ・ブランドから学ぶべきもの

2013年07月29日 12:42

化粧品というのは日常的に長期で使い続けるため、有害物質が入っていたり肌に合わなかったりしたら大変なことになります。カネボウ化粧品は7月4日、「美白」系の製品の自主回収を発表。その理由は、8ブランド、54製品を使用することで「肌がまだらに白くなる」といった症状が出たため、としています。23日には、製品の一部を使用することによる「まだらに白くなる症状」の申し出が2250人いた、と発表し、医療費や治療のための費用を負担するらしい。しかし、被害者はもっと増えそうです。


どうもロドデノールという物質が含まれた製品でこうした症状がでる、ということで「QLife Pro」の記事では、日本皮膚科学会がロドデノール含有化粧品を使用することによる皮膚トラブルへの手引き書を作った、と報じています。ただ、ロドデノールという物質自体、薬事法で承認された物質のわりに、まだあまり作用が解明されているわけではありません。今回の不祥事では、薬事法への信頼性も揺らいでいます。

カネボウという会社は、いわゆる「いとへん」が隆盛だった軽工業時代の花形企業でした。墨田区に鐘ヶ淵という駅があるんだが、そこにできた紡績工場だから鐘淵紡績、のちのカネボウです。荒川と隅田川に挟まれたジメジメした土地。繊維産業は、帝人にしても東レにしても新素材への転換を進め、生き残っています。カネボウはそれに失敗しちゃった、というわけで、2007年にカネボウ化粧品を花王に売り、本体はホーユーの子会社クラシエになりました。そして、さらに追い打ちをかけるような今回の不祥事です。

化粧品はユーザーからの信頼性がもっとも大事です。今回の被害により「カネボウ・ブランド」は地に堕ちた。美容部員さんたちも大変でしょう。表題ブログでは、自社製品に問題が発見されたとき、どう対応すべきか、について考えています。即座に回収していれば、その後の「二次不祥事」は防ぐことができ、被害者を増やすこともなかった。最初に被害が報告されたのは2011年ごろだったそうです。目や耳をふさぎ、臭いものに蓋をするような経営では、とても対応できません。

水着ショー全盛期、繊維各社はこぞって新作を発表していました。カネボウはその中でもショーの構成やデザインが群を抜いていた。諸行無常、企業が落ちぶれるのは10年もあれば充分です。

CSRのその先へ
コンプライアンス経営とは何か? カネボウ美白化粧品問題から学ぶ、不祥事とCSR


日焼けに効果的な食べもの8選
IRORIO
野外で活動することが多く紫外線の強い季節です。そうすると日焼けします。日焼けと言えば、メラニンです。メラニンには「ユーメラニン」と「フェオメラニン」の二種類があります。ユーメラニンは黒色メラニン(黒か褐色)、フェオメラニンは黄色メラニン(黄色か赤)って呼ばれてる。金髪が生まれるメラネシア人の「メラ」もメラニンと同じ語源で、「黒い」という意味。あと、メランコリーのメラも黒いからきてます。ユーメラニンの「ユー」は「正しい」とか「正統」とか「真性」という意味。フェオメラニンの「フェオ」は「褐色」とか「薄い」という意味です。屋外にいて紫外線に当たり、日焼けするとメラニンが酸化したり、過剰に生成されて色素沈着して肌が黒くなります。この記事では、日焼けで破壊されるビタミンCを補給したり紫外線のダメージからの回復を助ける食べ物を紹介。夏の食べ物が多いのは理にかなっています。

いま英国で話題になっている東田直樹の著作
クーリエ・ジャポンの現場から
英国の作家が東田直樹さんの著作を英訳し、その結果、広く話題を集め始めているようです。東田さんは重度の自閉症らしい。今でも会話ができず、手作りの文字盤を使ってコミュニケーションをしているそうです。英国で発刊されたホームレスのための雑誌「THE BIG ISSUE」にも連載をもっている。英訳した作家は奥さんが日本人で、そうしたことでも東田さんを知ったんだそうです。自閉症について我々はあまりにも知らな過ぎる。この記事のインタビューで英訳した作家は、東田さんから我々は自分たちの頭の中の動きについて考えるきっかけをもらうことができる、というようなことを言っています。東田さんを文章を読むことは、自分の内面への問いかけ、というわけでしょう。

参院選、自公圧勝「長州の真髄は現実主義だ」英紙論評
木村正人のロンドンでつぶやいたろう
これはちょっと興味深い論評です。安倍首相が「山口県のレガシー」を継承しているかどうかは不明ながら、日本の近代政治における山口県=長州藩の影響力は少なくない。軍人についても山県有朋は長州人だったんだが、うまく陸軍をコントロールしていた、という評価が高くなっています。悪評が多かった軍部の長州閥について、むしろ陸軍が独走し始めたのは長州閥がなくなってから、という見方もある。長州人が現実主義者である、というのもこのあたりから考えれば納得できます。ちなみに、山県有朋という人の庭道楽は有名で、京都の瓢亭の隣りにある無鄰菴とか、東京だと椿山荘なんかは見事。庭は究極の道楽と言われ、これで財産をなくした人も多い。道楽に耽溺して身上をつぶさなかった山県有朋は、この面でも現実主義者だったのかもしれません。

生主とは何か? -ニコニコ生放送で「虫食」が絶賛流行中-
日刊ナックルズ
虫を食う、という文化は人類にはあまり広く行われていません。虫を食うくらいならネズミでも食べたほうがいい、という民族のほうが圧倒的に多い。もちろん、虫を常食している人たちはいます。日本のイナゴの佃煮とか韓国のポンテギとか。海のシャコなんかも虫の一種だし、特に抵抗感を抱かなくてもいいかもしれない。ただ、シャコは海岸にいるフナムシがもっとも近縁、ということで、そういうイメージだと困ることもありそうです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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