消費税増税で日本人の資産は、また目減りしていく --- 内藤 忍

2013年10月02日 14:45

予定通り、日本の消費税が来年の4月から8%と、今より3%引き上げられることになりました。また将来的には10%へ上がる可能性も高く、日本もいよいよ高消費税社会になっていきます。

消費税の上昇は、物価の上昇と同じ効果をもたらします。非課税商品もありますが、今まで105万円で買っていたものが108万円になるということです。

逆に言えば、保有しているお金の価値が3%分目減りしていくことになります。


年金生活をしているような高齢者の方は、持っている資産の目減りを補うために、支出を控えるようになるでしょう。給料の上がらない会社員も同じです。小遣いをもらっている人であれば、5万円のお小遣いが51,500円になることはないでしょうから、消費する金額は増税分減るわけです。

資産が実質的に目減りしないようにするためには、資産と収入を3%増やさなければなりません。収入はサラリーマンの場合、会社次第ですから難しいと思いますが、資産は自分のやり方次第で変えていくことができます。

日本国内では長期国債の金利も1%以下。定期預金をしても消費税率上昇には遥かに及びません。今まで投資をしていなかった人たちのために、来年からはタイミングよくNISA(少額投資非課税制度)も始まります。

消費税増税とNISAによって、日本人の資産に対する考え方が変わるきっかけになれば、日本の金融市場も大きく変わっていくと思います。

といっても資産運用には絶対はありません。リスクを取って資産運用してリターンを狙う訳ですから、思い通りに資産が殖えないこともあると思います。短期的な成果を追い求めるのではなく、長期で成果を出していくためには勉強が必要です。

NISAだけではなく、自分の資産全体をどのようにデザインしていくのか。ライフスタイルも含め、見直してみるのに良い機会ではないかと思います。

私の主張は以前から変わりません。ある程度の金額までは、長期分散投資でインデックスファンドを使って、月次の積立です。相場の変動はあっても結局この方法に優るものは無い。これが30年近く自分自身で資産運用をやってきて実感することです。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2013年10月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。


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