新党発足でさらに揺れ動く中国

2013年11月12日 18:38

「一党独裁」が国是の中国で、新しい野党が誕生したようです。英国人実業家の殺人事件への関与や贈収賄の職権乱用容疑で裁判にかけられた元重慶市共産党委員会書記、薄熙来は、極刑にはならず、2013年9月の判決では無期懲役で刑務所に入りました。薄は、中国奥地の要衝、重慶市の経済を飛躍的に発展させ、その成果により独自の「王国」を築いた人物。一時は、中央政府も手を出せないほどの権力を手にしていた反面、汚職や貧富の格差などの矛盾が重慶市に蔓延。その後、前述の事件で失脚し、9月の裁判では死刑判決が出るか、という話もあったんだが、結局、中央政府は彼を殺せなかった。そうこうしているうちに、彼を支持する勢力が「至憲党」という新党を作った、というわけです。


この党は、薄熙来を党首としていただき、中央政府である中国共産党に「法の遵守」を求めているそうです。一党独裁を否定するわけではなく、中国共産党に憲法を守るように求めていくんだそうです。どうも、どっちもどっち、という感じがするんだが、10月28日に起きた北京・天安門前の自動車炎上「テロ」や11月6日に山西省の共産党ビル前で爆弾テロが起きる中、不穏なムードがにわかに立ち昇っています。

折しも北京では11月9日から12日まで、経済政策の方針や具体的な運営法などを決める第18期中央委員会第三回全体会議(三中全会)が開催されていました。連続テロ事件や薄熙来事件の背景には、中国国内の「矛盾」があるのは確かです。独占的な国有企業による産業支配や党幹部の腐敗、沿岸部と内陸部の経済格差、少子化対策、税制改革など、課題は山積している。今回の新党立ち上げにしても、誤った対応を取れば、国民の批判が中央政府へ向きかねません。三中全会でどんな議論が行われたのか、まだ発表されないのでわからないんだが、その内容次第ではさらなる「事件」が起きそうな予感がします。

日比野庵 本館
薄煕来を支持する新政党「中国至憲党」は革命勢力になり得るか


Pinocchio Grows Up And Starts Sleeping Around In This Anti-HIV Ad
BUSINESS INSIDER
エイズ啓発の動画広告を紹介している記事です。主人公は魅力的な若い女性と、木でできたピノキオ。クラブで知り合った二人が、セックスするわけなんだが、ご承知の通り、ピノキオはウソをつくと鼻が伸びます。いざ、という場面で女性が「コンドーム、持ってる?」と聞きます。ピノキオは「持ってない」と答える。すると、鼻がグングン伸びていく、という次第。治療法が進化しているとは言え、エイズは依然として「不治の病」です。完治することはありません。女性はもちろん男性も気をつけるべきです。

Edited RNA + invasive DNA add individuality
RHYS.ORG
遺伝子の話です。我々の個性、生物種の違いはいったいどういったシステムで行われるのか、というわけなんだが、「トランスポゾン」と呼ばれる遺伝子を「転移」させることのできる塩基配列と「ADAR(アデノ. シンデアミナーゼ)」という遺伝子群が重要らしい。トランスポゾンがゲノムの一部を改変し、多様性を生み出している。こうした塩基配列は、寿命や老化に関係する「テロメア」とも近いとされ、太古の昔に我々の先祖に入り込んだレトロウイルスのDNAがいつしか一緒になったのかもしれません。こうした研究は、ショウジョウバエで有名。この記事では、ハエの目のパターンの違いについて書いています。

LINE、インターネット通販に参入する「LINE MALL」の先行出品ユーザーを募集
MdN DESiGN
そろそろ無料のネットから金を収奪しよう、という動きがあちこちで出てきました。Amazonや楽天にばかり美味しい思いをさせてられない、とばかり、ECで儲けようと手ぐすねを引いている。LINEもネット通販を始めるらしい。LINEのユーザーは日本やアジア圏が中心なんだが、2億5000万人以上と言われています。欧米には「WhatApp」というのがあるんだが、こちらは3億人だそうです。市場は確かにバカデカい。これは「あなたもLINEに出店してみませんか」という記事です。

SARSの起源はコウモリ ヒト感染能力も確認
QLifePro
なんか懐かしい。SARS。なんてありましたね。海外出張へ行くとき、香港経由とか敬遠してました。みんなマスクをしてたっけ。こいつもウイルス。この記事によると、中国雲南省のコウモリからSARSウイルスが出てきたらしい。キクガシラコウモリってのは日本にもいます。ユーラシア大陸からアフリカのモロッコまで広い範囲に棲息している。「キクガシラ」という名前は、鼻の形からつけられたらしい。ブサイクなコウモリです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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