Todaiがあまりにも終わっていて愕然とした件

2013年11月21日 07:09

先日、こんなニュースが流れてきて、一瞬ネタかと疑ったが、どうやら本当だったようで、愕然、を通り越して泣けてきた。

「Todai」じゃ通じない? 東大略称6年でお蔵入り(朝日新聞デジタル
「トーダイ」から「ユートーキョー」へ――。東京大学の外国語表記による略称が、ローマ字から英語表記に改められる。実は、長い間複数の表記が混在していたのを、6年前にローマ字表記を縮めた「Todai」に統一したばかり。大学の国際競争が激しさを増す中、「日本語を知らなければ、理解されない」と早々の見直しを迫られることになった。(中略)
 東大の英語の正式名称は「The University of Tokyo」。1948年には冠詞「The」を除いた原型が決まっていたという。
 ただ、略称は「UT」や「Tokyo Univ.」など複数が混在していた。紛らわしさを解消しようと、同大の役員懇談会が2007年、日本人になじみ深い「東大」のローマ字表記「Todai」を略称に決定。それ以降は「Todai」を使うよう周知してきた。


・・・Todaiって、普通の外国人じゃ何のことか分からないですよね。大学を指していることすら分かりません。普通なら、todayの綴りを間違えたのかなって思いますよ。

こんなガラパゴスなセンスで、グローバル化への対応だとか、秋入学の導入だとか勇ましく言ってたことが情けなくなってきます。本当に朝日のネタか誤報なんじゃないかと思って、英文公式サイトを見てみたのですが、さらに愕然としました。見た目からしてイケてないサイトなんですが、さらにその一番目立つところに、この略称に関するウンチクが高らかに宣言されているわけです。こっちが恥ずかしくなるのですが、英語で全文を引用します。

The University of Tokyo and Todai
The University of Tokyo is commonly known as “Todai” in Japan, an abbreviation of the Japanese characters that make up the Japanese name of the University. The full Japanese name of the University is the four characters that spell out Tokyo Daigaku. Taking the first character of Tokyo (our home city) and the first character of Daigaku (which means university), gives Todai. The abbreviation UT is no longer used for several reasons. First, to avoid confusion with other excellent overseas universities that use that abbreviation. Second, to create a single brand image and identity across the University, both visually and among all of our members, irrespective of language. Third, and perhaps most importantly, because even in this global age Todai is a Japanese university, and we are proud of our heritage and unique character.

要は、Todaiはトウキョウダイガクの略で、トウキョウは都市名、大学はuniversityの意味です。グローバル化の時代だけど、日本の大学としての誇りをもって、この独自の文字を使いまっせ!と言ってるわけです。公式サイトで自己紹介するページの一番目立つところですよ。もっと教育理念だとか、研究機関としてのビションだとか書くことはないんでしょうか。

ツイッターの英語アカウントも見てみましたが、やはりアカウント名はTodaiで、フォロワー数は700そこらです。そりゃそうでしょうね。いくら誇り高き銀杏の紋章をロゴマークに使っていても、Todaiじゃ分からないですよ、何のことか。

とりあえず、6年間の大いなる挑戦は諦めていただいたようで何よりですが、早急に海外広報の専門家を雇い、公式サイトを含む海外広報の抜本的見直しを心から進言いたします。OBとして泣けてきます。

関連記事:グローバルマッチョ論争はもっと具体的な議論必要

学びのエバンジェリスト
本山勝寛
http://d.hatena.ne.jp/theternal/
「学びの革命」をテーマに著作多数。国内外で社会変革を手掛けるアジア最大級のNGO日本財団で国際協力に従事、世界中を駆け回っている。ハーバード大学院国際教育政策専攻修士過程修了、東京大学工学部システム創成学科卒。1男2女のイクメン父として、独自の子育て論も展開。アゴラ/BLOGOSブロガー(月間20万PV)。著書『16倍速勉強法』『16倍速仕事術』(光文社)、『マンガ勉強法』(ソフトバンク)、『YouTube英語勉強法』(サンマーク出版)、『お金がなくても東大合格、英語がダメでもハーバード留学、僕の独学戦記』(ダイヤモンド社)など。

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