凡人でチャレンジしたいなら学歴や経歴は良いにこしたこと無いよ --- うさみ のりや

2013年12月07日 12:32

独立してから一年ちょっと立ちまして、まぁ何とか生き抜いてこれたことにまずは感謝しております。

この一年感じたことは大変当たり前ですが「商売というのは信頼が全て」ということです。一方で信頼というものは大変得難いものなので、信頼を人からどう獲得するか、ということは多分起業家なり独立して生計を立てようとする人なりが一番始めにぶちあたる問題だと思うんです。もちろんいきなり多くの人が使うようなサービスをささっと開発をしてしまうような強者もいますが、そんなのは全体のごく一部で、私のような凡人は少しずつ人と信頼関係を築いて仕事という名のチャンスを与えてもらって、その中で自前の商売をしかけるチャンスというのを見つけていくアプローチを取らざるを得ないわけです。それは私だけでなく、周りを見てもやはり一緒ですね。


で、私がこの一年間生き延びられたこられた最大の要因は誠に情けないことですが、私の「東大卒」と「元官僚」という経歴で「この人は怪しい人ではない」と判断してもらえたこと、さらにはブログで発信し続けて人目につき続けるよう努力し続けたことによるところが大変大きかったと思うわけです。そうして自分に興味を持ってくれた人がチャンスをくれて、その期待に応えようとあがく中で自分のやるべきことや居場所・儲ける術というものを考えてきました。始めは特段の金稼ぎスキルがつかない自分の前職を恨んだりもしましたが、徐々に信頼というものの大切さを感じるうちに「やっぱ官僚やってたことも無駄ではなかったな~」と考え方が変わりました。

ちきりん先生なぞが良く「市場に近いとこに行くべし」「小さいベンチャー行くべし」なぞと言っているわけですが、ま、あれは凡人ではなく世の中を変えるリーダー足らんと思ってるスーパーマンに対して言っているわけで、あんまり皆が皆本気にすべきようなお話では無いと思うんですよね。本人も「私は世の中の数十万人程度をターゲットに情報発信している」と言っていますしね。本人の意図しないような人達が彼女のメッセージを受け取るのは誠に悲劇でして、私もこの一年という短い期間で「ちきりんイズム」なるものを始めは信奉していたものの、現実に直面してガメツクしぶとく生きる方向に転向する人を結構な数見てきました。余裕が出てくると彼女の言っていることの価値というものを改めて感じるわけですがね。

もちろん自分が面白いと思う市場に近い場で仕事をしていれば消費者から信頼を直接に得られる可能性は高いのでしょうが、いきなり消費市場でチャレンジして暮らしていけるだけのお金を稼ぐのはかなり困難です。人脈・信頼がモノを言い、かつ取りっぱぐれが無く確実なフィーが得られる企業の下請け・外注から入るのが独立・起業する上での鉄則なんでしょう。

ということで本日言いたいことは「凡人のくせにチャレンジしたいなら尚更、学歴・経歴は良いにこしたことは無いよ」という当たり前のことでした。本当に当たり前すぎてすみません。でも世の中では凄い人や劇的なことばっかり取り上げられるから、この当たり前の話が見えなくなって「学歴無用論」なんて言うのが跋扈してしまうわけです。え~、口ではみんな「起業家が大事」とか「学歴ではなく能力」とか綺麗事いうのですが、社会の現実は違うんですよね。残酷なほどに。95%くらいのひとは、学歴や経歴や外見で人を判断するんです。だからチャレンジしたいなら箔がつくような学歴・経歴をなおさら身につけることをおススメします。良い学校の卒業証書というのはそれほどの価値があるのですから、学歴ロンダリングと呼ばれようが高い金払ってでも手に入れられるなら手に入れるべきだし、コネでも何でもどのような分野でも一流と呼ばれる企業に入ることは価値があると思いますね、本当に。

ではでは今回はこの辺で。


編集部より:このブログは「うさみのりやのブログ」2013年12月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はうさみのりやのブログをご覧ください。


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