「コラボ企画」は効果あるか

2013年12月18日 13:47

20131218横須賀ファミマa
意外な企業同士の組み合わせコラボ企画は興味深いものです。しかし、これほど「コラボ企画」なるものが流行り始めたのは、モノが売れなくなったここ十数年でしょう。サービス業や小売量販店などからナイキとAppleのコラボのような異業種間まで、街を歩けば多種多様なコラボ企画が目白押しです。とりわけ目に付くのがコンビニ展開のもの。各チェーンが軒を連ね、リピーター獲得に血道を上げる中、アニメやゲームなどと協力して少しでも販促に役立てよう、というわけ。単に客を引き寄せたり売上げを伸ばすだけではなく、将来の購買層を掘り起こし、未開拓の購買層を見つける、といった効果も同時に期待しているんでしょう。


ローソンでは「エンタメ・キャンペーン」と銘打ってさまざまな企画を考えています。現在(2014年1月31日まで)はマンガ・アニメ『進撃の巨人』とコラボしたキャンペーンを展開中。オリジナルグッズを売り出したり、12月26日からは東京のドームシティ店などに『進撃の巨人』関連装飾で飾った店舗を出現させるそう。一方、セブン・イレブンのコラボは「セール・キャンペーン」という名前です。12月25日までアニメ『ルパン三世』VS『名探偵コナン』やリポビタンDとのコラボ企画を展開中。また期間限定キャンペーンもあり、たとえば、カップ麺がお試しで10円引きでnanacoポイントボーナス増、といったものをやっていたりします。

ちなみに『進撃の巨人』コラボ企画と言えば、競馬のJRAもやってます。今は「進撃のジャパンカップ」に続く「進撃の有馬記念」がソレ。おいコレ、女型の巨人に追いかけられるんかよ、大変だ。実況最後の「今年のミカサはロンリークリスマス」が秀逸です。表題の記事もガンホーのゲームと『進撃の巨人』コラボ企画。多いですね。

コンビニチェーンで、もっともコラボ企画に熱心なのがファミリーマートでしょう。ボーカロイド「初音ミク」コラボ企画は長寿。いつも何かしら関連商品が並べられていたりします。そもそもファミリーマートで「コラボ」が強いのは、Tポイントがからんでいる。たとえば、中年女性に人気の韓流タレントコラボ企画をTSUTAYAとのクーポンに連携させ、コンビニ客をレンタルビデオへ、またレンタルビデオからコンビニへ、というように相互に客を誘導することを目的にしているわけです。

また、Tアライアンスの加盟企業であるカメラのキタムラでは、50歳以上の「おとな世代」に向けてファミリーマートのクーポンを発行していたりします。これにより、カメラ好きな中高年男性をコンビニへ取り込む方策に役立てる。もちろん、Tアライアンス加盟企業以外でもネット上の広告宣伝訴求効果を期待し、「Yahoo!」と提携して中華まんのキャンペーンを打つなどしているんだが、地方のファミリーマートごとにもたとえば、沖縄ファミリーマートが宮里酒造とコラボして限定の泡盛を売り出したりしています。いろいろ考えるもんです。

コラボ企画は、本来なら接点の薄かったそれぞれの顧客を相互に誘導し、相乗効果を生み出すのが目的です。それぞれの顧客にメリットがなければ受け入れられないし、成功もしない。また、企画担当者の「情熱」めいたものも重要でしょう。コンビニとアニメやゲームとのコラボにしても、担当者が「かなり入れ込んだ」ことをうかがい知れるものが少なくありません。

たとえば、軍港都市、横須賀のファミリーマートでは、現在、旧海軍をモチーフにしたブラウザゲーム『艦隊これくしょん』のコラボ企画が単店で展開中です。もう店が丸ごと『艦これ』モードに包まれている。この「情熱」はいったいどこから来るのか、ちょっと興味深い。遠方から「聖地巡礼」にやって来るようで、当方が訪れたときも他県ナンバーのバイクと一緒に店をバックに記念写真を撮っているファンがいました。このゲーム、サーバーに旧海軍の鎮守府の名前がつけられているんだが、横須賀鎮守府の次は呉や佐世保、舞鶴あたりのファミリーマートでも同じような企画を展開するんでしょうか。気になります。

iPhone +
駆逐せよ! 12月20日よりディバインゲートが進撃の巨人とのコラボ企画を実施!

※写真は『艦これ』との強烈なコラボ展開をしている横須賀のファミリーマート「汐入店」の様子。


老害であることを自覚して生きていく
情報学の情緒的な私試論β
形あるモノはいつか必ず壊れ、命あるモノはいつか必ず死にます。人間、時間が経てば年を取る。それまでに死ななきゃ、誰だって老人になります。しかし、若者は総じて想像力に欠けているので、自分がいつか必ず老人になることがわからない。「老害」なんて言葉もそんな無神経さから出てくる。一方の老人のほうだって、自分が老人である、なんて絶対に認めたくない人ばかりです。お互いが自分を省みて尊敬し合う、なんて理想郷は人類史上あり得なかった。どうせ老い先短い老人なんだから若者に道を譲って大人しくしてろよ、ということです。

シェアするのに、URLのリンクである必要はない気がしてきた
nanapi社長日記
「www」が「ワールド・ワイド・ウェブ」の略、というのは、もう忘れ去られた話になりました。誰もがブラウザでインターネット上のホームページを閲覧している。当方が個人的にインターネットに接続「できた」のは1994年のことだったんだが、かなりPCと「格闘」し、何日もかけてつないだことを思い出します。ブラウザもまともなものがなくて、FTPから文字情報を落としてその中から「GIF」とかの画像拡張子を探したもんです。この「www」から始まるURL、いい加減もっと便利なものができてもいいと思うんだが、短縮URL止まり。これのイノベーションってどうなってるんでしょうか。

刮目すべき日本のゲームアプリの伸び
MACLALALA2
「男子三日会わざれば刮目して見よ」という言葉があるんだが、三国志でしたっけ。しかしコレ「男子」より「女子」に対して言うほうがピッタリきます。女性の変化は激しい。男性の伸びシロは大したことありません。で、日本のゲームがなんかスゴい、というブログです。なんだかんだ言って日本人は金持ちですね。

小泉純一郎、舛添要一、東国原英夫、片山さつきに山本太郎…… 「次の都知事は誰がいい?」1000人アンケート
ガジェット通信
これ読むと暗澹たる思いに沈みます。なんちゅうか、誰を選んでいいのかわからない、という。きっと投票率も低いんで、組織票がモノをいうんだろうなあ。大都市住民の政治意識は低い。道理であんだけ一票の格差があるわけです。もうね、そのへんの町内会みたいにご意見番のオヤジが持ち回りでやっても影響なさそうです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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