若者よ、自分が変われば未来も変わる --- 岡本 裕明

2014年08月26日 13:17

私が建設会社に新卒で入社した際、人事部のオリエンテーションで百数十名の新入社員を前に「君たちは将来、どこのポジションまで行きたいか?」と質問されました。大半の連中は課長か部長、ごく一部が役員と述べ、社長と言ったのは確か2人か3人だったと思います。私はその一人でした。

新入社員の時点において課長とか部長のような中途半端なポジションを目指すのはちょっと寂しいものがあります。目指すはトップであってほしいものです。


私がその後、会社で奇抜な発想で様々な分野に風穴を開けようとしたことは枚挙にいとまがないのですが、決してKYといった「変な奴」ではなく、かなりまともで堅く仕事は積み上げていたと評されていました(そう聞いております(笑))。では何故奇抜になったかといえば建設会社で事務系社員の置かれている肩身の狭いポジションが悔しくて技術職の人を打ち負かせたいというライバル心だったかも知れません。

それが最終的に事業買収に繋がるのですが、それは「この仕事を絶対に完遂させる、それは俺しかできない」という強い気持ちが引き寄せたと信じています。

私がよく言うのは欲しいもの、なりたい目標があれば念仏のように常に唱えて続けよ、であります。欲しい、欲しいと言い続ければ自分のマインドが否が応でもその方向に前向きに向かっていきます。だからゲットできる確率が上がるのです。変な話ですが、「彼氏彼女が出来ない」と嘆く若い人が結構いますが、嘆くだけで行動が伴っていない人が多かったりするものです。家でテレビを1日中見ていても誰にも出会いません。人が集まるグループに積極的に参加することでチャンスはぐっと上がったりします。そしてこれと思ったら躊躇せず、手を出すこと。目の前に回転ずしの皿が回っていますが、今、手を出さないとほかの人に取られてそのおいしそうなトロは2度と回って来ないのです。

だから若者は貪欲であれ、といつも思っています。いや、若者だけではなく、65歳を迎え、退職した方々も第二の人生を貪欲にゲットしていくべきだと思います。

「そうは言っても…」とおっしゃるでしょう。私は人なんてそんなに簡単に変れるものではない、と思っています。しかし、漢方薬を飲むように少しずつ体質改善をすることで世の中の天気と地図は大きく変わって見えるものです。ではその体質改善ですが、私は日々の考える癖、そして実行に移す小さな積み重ねだと思います。

ドラマではないのですからある日突然、降ってわいたように人生が変わるようなことはないのです。サウジの王様と結婚すると本気で言い続けた知り合いがいましたが、そこに至るためには自分を磨き続け、サウジに近づけなくてはいけないのです。時間がかかるかもしれませんが、何年もかけて積み上げるとびっくりするぐらい人は変れるのです。

そして自分が変わった時、自信がつきます。未来が明るくなります。毎日が楽しくなります。つまり、精神衛生的にも圧倒的な変化を起こすのです。

今、社会は閉塞感があるとも言われています。海外から見る私には閉塞というより自分で自分の能力に見切りをつけているように見えます。だから私は言い続けているのです。自分の時間を2割持て、と。その時に自分の才能を見つけ、考え、踏み出し、実行するのです。

日本は経済的にも歴史的にも社会的にも世界の中でもっとも羨ましがられる国家であります。そのような素晴らしい環境にいるなら、もっと自分を磨くべきでしょう。

まずは2020年に向けて自分を世界の中における位置づけをして、価値観や社会観を磨いてみたら良いと思います。

今日はこのぐらいにしておきましょう。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2014年8月26日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった岡本氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方は外から見る日本、見られる日本人をご覧ください。

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