日本と現地の間の埋められない情報ギャップ --- 内藤 忍

アゴラ

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フェニックスでは、カナダの不動産開発会社Walton社を訪問し、現地の投資案件を視察しました。

同社は、カナダを本社とする開発会社です。1998年から2013年末までに投資案件として完全に償還を迎えた65のプロジェクトのIRR(内部収益率)が12.55%、しかも現地通貨ベースでは元本割れしたものが1つも無いという実績を持っています。平均の投資期間は約8.4年となっており、長期で安定した資産形成をしたい人に向いた投資対象と言えます。


こちらは金融商品ではなく、あくまで海外不動産の小口化商品という位置づけです。

現地に行って視察をするメリットには、「誰と付き合うか」を知ることと「何を買うか」を見ることの2つがあります。

オフィスでは、社内の管理体制やプロジェクトの進め方など、どのような人たちが働いているかを見ながら、会社としての戦略を聞くことができました。不動産開発の会社の場合、資金力が無いと経営の安定性に不安を感じます。資金調達の方法や、現状の資本構成などを聞き、管理・運営会社としてのリスクを判断する材料を手に入れることができました。

また、不動産の物件の現地を視察することも役に立ちます。実際に街の中心部から、現地まで車で走ってみることで、距離感のイメージをつかむことができますし、途中の開発の様子を見ると、街の発展の状況を感じることができます。開発している土地は、まだ更地でしたが、周辺の開発状況から数年後の変化を予測することが可能です。

Walton社の不動産については、資産デザイン研究所メールなどでもご紹介していきますが、やはり自分で現地を視察して、実際に投資をして納得しないと見えないものがたくさんあります。

先進国にしろ、新興国にしろ、不動産投資の鉄則は現地に行ってみることです。資産デザイン研究所では、10月にカンボジア スタディ・ツアー、そして11月にフィリピン スタディ・ツアーを企画しています。

どちらの国も、実際に現地を視察することで、日本では見えないものがきっと見えてきます。スタディ・ツアーに今まで参加された方は、100名以上になると思いますが、初めて海外に行った方や、海外投資の未経験者もいました。そんな人たちの中には、視察によって世界観が大きく変わり、今やカンボジアやフィリピンの不動産オーナーとなっている人もたくさんいます。

海外投資にはリスクがあります。そのリスクをミニマイズするためには、スタディ・ツアーの活用は有効だと、手前味噌ながらいつも思っています。「慎重かつ大胆な」資産運用を実践するために、ご活用ください。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年9月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。