スリランカ経済は絶好調、でもコンドミニアムは玉不足 --- 内藤 忍

アゴラ

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スリランカのコロンボ2日目です。朝から不動産投資案件を精力的に視察しました。

内戦を終えて4年が経過したばかりのスリランカですが、経済は絶好調です。GDPは2013年が7.3%成長、2014年は7.8%の成長見通しです。カントリーレーティングはシングルBプラスですが、いずれ投資適格になる可能性が高いと思います。一人あたりGDPは約3500ドル。フィリピンと同じレベルです。


しかし、現状のコロンボには、外国人投資家が購入できる新築コンドミニアムがほとんどありません。投資魅力に溢れているのに、物件が無い状態です。そんな中でモデルルームを見学した「ALTAIR」という高級物件は、NYのトランプタワーや、東京の六本木森タワーのような、街のアイコンになることを目指して建設する野心的なプロジェクトです。

62階までフロアがあり、63階はプール付のスカイガーデン。もちろんスリランカで最も高いコンドミニアムです。2ベッドルーム以上しかなく、最低でも130平方メートルの広さ。最も広い部屋は500平方メートル近くあります。2017年に完成予定で工事は既に始まっています。

スリランカでは外国人はコンドミニアムの5階以上しか購入できません。また、国内では売却益は非課税です(ただし日本での納税義務が居住者にはあります)。所得税は最大税率で18%。このような高層物件では投資に対する制約はほとんどないと言って良いでしょう。

現状稼働している、近隣にある他の賃貸物件の利回りは10~12%と言われています(グロス利回り)。しかも、物件価格も年間20%近い値上りをしているということで、希少性のある物件は投資対象として有望です。さらに「ALTAIR」には、3年間で7%の利回り保証付き物件も用意されています。

ただし、この物件の場合、投資金額は最低でも日本円で3000万円以上。ローンは実質的には難しいと思いますから、ハードルはかなり高いと言えます。

今後は、リーズナブルでより高い利回りの中心部から少し離れた物件も出てくる可能性があります。来年以降チャンスがあるのではないかと思いました。スリランカのスタディ・ツアーにご興味ある方は「いいね!」を押していただければ、うれしいです。希望が多ければ具体的に検討を始めたいと思います。

ところで、スリランカと言えばやはりカレーです。昨日は一日、朝、昼、晩とカレー三昧。夜はスリランカではなく、インドカレーだったそうですが、私にはその違いが良くわかりませんでした(笑)。今日も朝から、カレーを食べることにします。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年10月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。