ブロガーを珍獣化させる「ネットの魔力」

2014年10月10日 11:45

※「ブログ論壇」を考えて歩いていたら、こんな飲食店に遭遇@東京・新宿
141009アゴラ

どうも新田です。久々にブログを書きに戻ってきたら、私は「珍獣」らしいと分かって愕然としております。ブロガー珍獣論は、うさみんがテレビ局の人とのやり取りで出てきたものらしいんですが、「ネット→ローカルメディア→全国メディア」というオピニオン予備群発掘の生態系を「理想形」に見立てているようです。私も久々のブログということで、思ったことをツラツラと。


ネット論壇なるものをオピニオン予備群発掘の生態系に見立てるのはもはや理想ではなく幻想だってことは散々検証されてきたんじゃないでしょうかね。そのあたりの論考として、中川さんの「ウェブはバカと暇人のもの」がもはや古典となっていて、最近では、永江一石さんがキャズム理論から解き明かした「ネットからマジョリティへの認知にはキャズム(溝)が深すぎるという講義」が秀逸なんですが、「200万PV月を超えても道で声かけられたり一切ありません」という含蓄のある一言は、永江さんのメインストリームに対する鬱屈した思いを感じられ、ジワリとした哀愁が漂います。

対照的に、テレビや新聞、出版にかなり出ている人で、わざわざ好んでブログ論壇に出没する方もおりまして。先日、大手出版社の方と会食する機会があったのですが、そのパターンで名前が挙がったのが、私がアニキと慕う某人材コンサルタントのTさん。幹部の方は「ネットの魔力に囚われている」とおっしゃるんですが、ネットで積極的に発信している人が陥りがちな「罠」として、バズらせては自分が露出しているような心理的効果を求めてしまう傾向を指摘されておりました。

超恐縮ながら、アニキの場合は、書籍も数えきれないほど出されて、NHKの「視点論点」にまで登場されて、もはやメインストリーマーになっていると思うので、前述の出版社の方は「そろそろネットは卒業したほうがいいのでは」ということでした。AKB総選挙でいえば、すでに10位前後から神7の領域に入りつつあって卒業してソロになれるはずなのに、研究生の楽屋を荒らしに来ている構図といいましょうか。いや、一研究生に過ぎないワタクシメの戯言です。

結局、メインストリーマー認定されたいんだったら、本を出すのが手っ取り早いと思うんですよね。私のクライアントも、ブログはほとんど書かないが、実用書を十何版出して確実に新規の顧客獲得につなげいらっしゃいます。先週、CSの報道番組のプロデューサーとメシ食ってたら、「最近ネットで面白い人はいるか」と聞かれたので、何人か名前を挙げたんですが、ブログ界隈では結構話題の社会派・若手女子ブロガーはやっぱり知られていなかった。プロデューサー氏は、スマホをその場で取り出してツイート内容に社会性や経済感覚があるのかをまずチェックして、さらにアマゾンを検索して著作があったので、「これならオファーできる」と目をキラリンコさせてました。

そういうわけで、うさみんは2冊目の書籍の原稿が遅れに遅れて出版社からお叱りを受けているようですが、最近は堀さんのモーニングクロスでレギュラー、TBSのバラエティ番組にも出始めていまして、早く本を出してネット論壇なぞは基本卒業して、アニキともどもメインストリーマー&アンチグローバルマッチョになっていただければと思います。早くモーニングクロスの席を俺に譲れ(笑)

なお、ワタクシメですが、今年4月にTOKYO FMに出る機会がありまして、「ネット→ローカルメディア」の第2ステップはほんの一瞬だけ到達しましたけど、半蔵門のスタジオで待ち構えていたのは、元祖大珍獣・上杉隆さん。僕なんかを呼んでしまうのは、さすがノーボーダーって感じですが、メインストリームへの道かと思いきや、ただの迷い道だったようです。わはは。

新田 哲史
Q branch
ソーシャルアナリスト/企業広報アドバイザー
個人ブログ

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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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