アンドロイドは「不気味の谷」を超えるのか

2014年10月17日 10:35

米国の科学雑誌『SCIENCE』、今週の特集はロボットです。表紙は、日本の大阪大学の石黒浩教授らが開発した石黒教授そっくりのアンドロイドと石黒教授本人が並んでいます。
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石黒教授らの研究では、人間そっくりのロボットはいったい我々にどんな感情を引き起こすのか、といった実験をしているわけなんだが、あまりにロボットが人間に似過ぎていると我々は違和感以上の恐怖心を感じます。リドリー・スコット監督の映画『エイリアン』にもそうしたヒューマノイドロボットが出てきて主人公に襲いかかる。

ロボット然としていると安心なのか、それともどこかに親和性を感じる境界線、いわゆる「不気味の谷」があるのか、というのは、我々がロボットを身近に使うことが現実化しつつある現在、その「インターフェース論」として重要な問題になっています。先日まで開催されていた「CEATEC」でも東芝の人間そっくりヒューマノイドが展示されていた。これも石黒教授らと同社が共同して制作されたものです。

来場者の展示に対する反応が興味深かったんだが、女性からは概して「気持ち悪い」という声がまず出ていたようです。男性は近づいてよく観察し、首を傾げたり感心したりする。女性はあまり近づかず遠巻きに見ていました。

担当者の方になぜ美人の女性なのか、と聴いたところ、展示会などでのアテンドに使う場合、やはり「受付嬢」のイメージとなり、東芝社内の実在の女性をモデルに少しアレンジした、と答えていました。女性来場者は同じ性別のアンドロイドに抵抗感があるのか、それとも性別は問わずアンドロイド自体を「気持ち悪い」と感じるのか、この性差はけっこうおもしろい研究対象のような気がします。

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10月11日まで千葉県の幕張メッセで開かれていた「CEATEC 2014」における東芝のアンドロイド「地平アイこ」。

SCIENCE
The social life of robots


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hr>アゴラ編集部:石田 雅彦


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