ヤクザの東南アジア進出についてつらつらと思うところ --- 宇佐美 典也

2014年11月22日 16:32

今の日本は反社会勢力、即ちヤクザ、に対して非情に厳しい。ヤクザとの関係が疑われたら、口座は凍結されるし、カードも作れなくなるし、当然取引もできない。必然的に反社とは絶対取引しないように企業は気をつける。そんなわけで日本はヤクザにとってはとてつもなく生き憎い世の中になっている。再エネ業界にいると不動産業者と携わることが多いのだが、「こんな時代は初めてだ」と皆さん口を揃えて言う。


これ自体は良いこともかもしれないのだけれど、ヤクザも生きていかなければならないわけで、方策を考える。国内ではもう美味しいシノギはほとんどないので、国外への進出を積極的に進めることになる。先進国は連携して反社会勢力への対策を講じているので、必然狙いどころは新興国、特に成長著しい東南アジアとなる。

国内大企業は「これからの成長センターは海外、特にアジア」といったところで国内で結構な売上が上がっているので実のところ動きは緩慢だが、ヤクザは死活問題なので東南アジアへの進出に極めて積極的になる。そんなわけで「東南アジア案件を見たらヤクザの背景を疑え」という状況になっている。元後藤組の組長がカンボジアに移住したという話は結構象徴的だ。

http://www.news-postseven.com/archives/20120907_140544.html

マトモに見える案件でも海外で反社会勢力の会社と繋がりが疑われるケースもかなりあるわけで、でもやってることはマトモだったりするのだが、この辺どう考えるべきなのだろうか?などとたまに思うのだが、取りあえず触らぬ神に祟りなしという方針を貫くことにしている。私は表の世界で生きたい。

いずれにしろヤクザが国内で改心して生きていく道がほとんど閉ざされているのも日本の大きな問題の一つな気がする。どの国でもそうなのかもしれないけど。

ではでは今回はこの辺で。


編集部より:このブログは「宇佐美典也のブログ」2014年11月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は宇佐美典也のブログをご覧ください。


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