値段が下がれば電気自動車は普及するか

2015年04月03日 11:23

電気自動車(EV)の普及が遅々として進みません。全国に1万カ所ほどあるものの位置情報が周知されないなど充電設備のインフラ整備が需要を喚起させるほどになっていないこともありますが、やはりEV自体の航続距離がまだまだお粗末で長距離ドライブには危な過ぎて使えない、というのも理由でしょう。経産省は次世代エコカーを普及させようと補助金漬けで必死ですが、ユーザーはなかなか重い腰を上げようとしない。


我々が直面しているテクノロジーの問題で最も喫緊に解決しなければならないものの一つに「電池」があります。ボーイング787のバッテリー火災事故のように、リチウムイオン電池は取り扱いが難しい。我々はまだ「電気」自体を保存することはできず、電気エネルギーを化学的に置換したものを閉じ込めているだけに過ぎません。

表題の記事では、2018年にはkWh(キロワット時)あたり230ドル(約2万7000円)程度と、バッテリーのコストが我々の想像以上に劇的に下がることで、バッテリーの値段が1/4を占めているEVの価格も大幅に下がるだろう、と書いています。値段が下がれば普及に拍車がかかるのか、それとも技術的なハードルを克服しない限り、ユーザーは食指を動かさないのか、ちょっと不明です。

バッテリーの充電については、時間がかかり過ぎ、まだまだ場所も多くありません。むしろ、カセット方式のバッテリーユニットごと取り替える方式にし、日本などでは全国にあるガソリンスタンドやコンビニにユニットを用意しておく、というようなことも考えられるかもしれません。まあ、世界的に充電方式の規格がほぼ決まってしまった今となっては、もう遅いんでしょうけど。

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CHAdeMO(チャデモ)規格を使っている三菱のEV、アイ・ミーブの急速充電機能。

MIT Technology Review
Inexpensive Electric Cars May Arrive Sooner Than You Think


California’s drought is so bad that the Eastern US is shipping its snow west
inhabitat
米国のカリフォルニア州が歴史的な干ばつに見舞われています。ジェリー・ブラウン州知事は、同州では歴史的に初めてとなる取水制限宣言の知事命令を出したらしい。基本的に砂漠地帯に位置する同州の水不足は慢性的なもので、ロマン・ポランスキー監督、ジャック・ニコルソン主演の映画『チャイナタウン(Chinatown)』(1974年)でも、ロサンゼルス市の水道局がからんだ水利権の暗闘が描かれています。この記事では、米国東部の雪をカリフォルニア州へ移送する、という試みについて紹介しています。

Why Moonquakes Echo Longer Than Earthquakes
io9
月の質量は地球の約1/81で表面積は地球の7.4%ほどだそうです。実際、夜空の満月を見上げても、かなり小さい天体なんだろうな、と想像がつく。しかし、月の地震を調べてみたところ、その反響の周期は地球よりも長いそうです。この記事によれば、1178年に月面で強い発光現象が観測されました。これは「ジョルダーノ・ブルーノ」という名前のクレーターができた際の隕石の衝突です。ジョルダーノ・ブルーノは、地動説を擁護したため、イタリアで火あぶりになった哲学者で、ローマに彼が火あぶりになった広場がある。こうした隕石の衝突などにより、月に地震が起きます。アポロ計画で12号と14号により月面に置かれた地震計が、こうした地震を計測していますが、そのデータを分析するとなぜか地球より反響の周期が長いんだそうです。大きさも質量も小さい天体でなぜこうしたことが起きるのか、研究者らが首を傾げています。
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月面に降り立つアポロ12号のアラン・ビーン(Alan Bean)宇宙飛行士。写真:NASA

ロボット兵器について
どーか誰にも見つかりませんようにブログ
昨日の夜のニュースで、簡易キットのドローンが売れている、という内容でその事象が紹介されていました。当方の友人にもドローンマニアがいて、最近ではけっこうビジネスの引き合いもあるらしい。先日はフランスの国営放送から取材を受けたそうです。不慣れなユーザーがドローンを操作し、あわや大事故、というような墜落が頻繁に起きているとも言われています。また、ドローンを使った高層マンションに暮らす女性などの盗撮も起きているらしい。技術は使い方によって武器にも便利な道具にもなります。ほとんどの民生用技術は軍事転用という事実を忘れてはならないでしょう。

若者の将来展望と自殺率の関連
データえっせい
年間の自殺者が3万人を超えていた時期も終わり、少しは社会が明るくなってきたのかな、と思いきや、このブログを読むとそう単純なことでもなさそうです。若い世代と中高年の世代のいわゆる「世代間格差」が言われますが、このデータにもそれが現れている。経済格差が世代間格差と重なり合う時代には、若者の自殺率が上昇するんでしょうか。
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アゴラ編集部:石田 雅彦


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