オリンピックの10年後、ギリシャ化しているかもしれない日本で

シナプスREALアカデミー「シルバーデモクラシーとの戦い方を探る」
http://synapse.am/contents/s/150704
満員御礼で無事に終了いたしました!


s_agora0704-01

さすがにビッグネームお二人の無料イベントだけあって、あっという間にキャンセル待ちになる人気だったそうです。

土曜日の夜にお足元の悪い中、ご来場いただいた皆さまにまずは感謝致します。

一応台本というか、進行表があって議論のテーマが設定されていたものの、話はそれまくっておそらくその1割も消化しなかったと思われます(苦笑)。

ほとんどシルバーデモクラシーの話にならなかったけど、話題は若者の生き方・働き方から、「自由」とは?「歴史・伝統」とは?と奥深いテーマに発展していき、これはこれで面白いイベントだったのではないでしょうか。

ちなみに私のパフォーマンスはというとダメダメで、知識・経験すべてにおいて上回る60代のお二人に圧倒されました!キリッ(さすがに緊張して、場の空気に飲まれてました…)

議論のすべてをご紹介することはできませんけど、いくつかを。

60代のシルバー世代とはいえ「改革派」のお2人ですから、我々と意見が合う部分も多かったのですが、敢えて「おや?」と思った部分を紹介します。

「この先、日本の将来は明るいと思いますか?」

という会場からの質問がお二方に飛んだ際、猪瀬さんが

「10年後のことはわかるけど、20年後のことは見えない
「だからまずは2020年まで。そのために私はオリンピックを誘致した」

ということをおっしゃっていて(楽屋でも同じ話が出た)、竹中さんも2020年という「目標・期限」ができたことは大事だ、まずはそこまでを考えようと同調されていたように見えました。

でも今日の本来テーマ「シルバーデモクラシー」的な観点から見ると、日本が明確にヤバくなるのってどうみても2030年以降くらいなんですよね。

s_agora0704-02

s_agora0704-03

s_agora0704-04

(宇佐美典也氏作成の本日資料より)

2020年に五輪があることはもちろん素晴らしいし、そこに向けて様々な政策が進んでいくことは確かです。

でも我々の世代はそこから、楽しいことが終わった後の苦境に意地でも向き合わなければいけない世代なんですよね。
むしろそこから人生、あと30年あるんですけど的な。

このあたりの「時間の感覚」が、まさに世代間の価値観の相違なのかもしれません。

ちなみにいま話題のギリシャ、アテネオリンピックで盛り上がったのは2004年です。
その10年後にどうなったかを考えると、本当に「五輪後」の危機が伺えます…。

あと、もちろん成功者だということもあるのでしょうが、彼らの世代になんとなく共通する

「頑張れば必ずなんとかなる!努力次第で成功する!」

という自信に満ちあふれたオーラは、純粋にやっぱり羨ましいよなーと思いました。

なお、イベント後に行われた宇佐美&おときた大反省会では、「あること」で吠えまくり、改めましてシルバーデモクラシーに対する闘争心が湧き出てくる結果と相成りました(笑)。

そんな今回のイベントの裏話なども、我々の運営するオンラインサロンで連載していきます。
ちょうど明日(5日)まで第二期メンバーを募集中!

社会人:3000円
学生:1000円

という非常にリーズナブルな価格設定となっております。
利益度外視で、それほど人数を躍起になって集めているサロンでもないため、明日締め切ると次の募集はいつになるか未定ですので、興味のある方はぜひぜひ。

宇佐美典也とおときた駿の「あえて政治の話をしよう」
http://synapse.am/contents/monthly/usamiotokita

2030年以降のこと、日本の将来のこと。
まだまだ未熟で60代論客に手球に取られる我々ですが、ともに学んで考えていきましょう!

帰ってきたら、さすがに消耗していることに気づく…。
今日はゆっくり寝ます。それでは、また明日。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。

twitter @otokita
Facebook おときた駿