【大阪ダブル選】吉村市長候補 第一声書き起こし --- 選挙ドットコム

2015年11月09日 07:00

11月8日、大阪市長選挙が告示されました。地域政党「大阪維新の会」公認で前衆院議員・吉村洋文候補の第一声を全文書き起こしによりお伝えします。
yoshimura
大阪市北区役所前で9時からスタートした吉村候補の第一声

政策や理念ではなく組織票でこの選挙を
勝ち抜こうとしているのが相手方


皆さん、おはようございます。
本日、大阪市長に立候補いたしました吉村洋文です。

この大阪を古い大阪に戻させない。大阪を前に進ませる。その思いで、今ここに立っております。
思い起こせば、5年前、私が最初民間人からこの大阪市議会議員になった、大阪維新のメンバーになったのも、過去の古い大阪の政治体質、それにほとほと嫌気が差した。そしてこの大阪を前に進めたい、その思いで私は政治家になったわけであります。その思いは、今も全く変わっていません。

皆さん、今回のこの選挙戦、本当に大阪にとって大きな選挙になります。これまで、相手方の候補とも討論してきましたが、政策の中身が全くない。それはなぜか、よく分かりました。相手方、自民党である。そして共産党、民主党、全く考え方の違うこの政党が、一緒になってこの選挙戦をやろうとしてます。まさに政策や理念ではなく、組織票でこの選挙を勝ち抜こうとしているのが相手方です。そんな市長が誕生したら、大阪はまた古い政治家にゆるい政治、行政にゆるい政治に戻ってしまいます。それで一番誰が不幸になるのかといえば、この大阪なんです。政治家のための政治は絶対にさせません。

そして、今回のこの選挙戦で私がやるべき事、そういった強大な組織票軍団に立ち向かうこと。そのために必用なのは、これは一つです。これまで橋下市長がやってきた改革、私も共にやってきた改革、それを実行するだけではありません。これまでの橋下市長ができなかったこと、そして修正すべきこと、つまり、橋下市長を私、吉村がしっかりと乗り越えていきます。橋下市長を乗り越えてこそ、この大阪、新しい政治が、新しい未来が、新しい将来が、前に待っている。この野合、組織票集団に打ち勝つために橋下市長を乗り越えて、この大阪の未来に向けて、しっかりと邁進していきます。

生み出した財源で医療や教育や福祉、これを充実させてきた


皆さん、本当に昔の大阪、ひどかったんです。我々維新の会がやった改革は、そんなに難しいことではありません。政治家に厳しい改革を徹底的にやりました。そして、行政のぬるま湯体質、それを変えました。それで、しっかりと財源を生み出したんです。その生み出した財源で医療や教育や福祉、これを充実させてきました。確実に伸ばしてきてるんです。この大阪市で大切なことは、政治家にとってゆるい政治、まさに談合の政治をして、なぁなぁの政治をすることじゃなくて、医療や教育や福祉といった住民サービス、それを充実させていくこと。皆さまの大切な税金を、市民の手に取り戻すことが大切なんです。

これまでの大阪維新の会、様々な非難もありましたが、一つ確実にやったこと、それはこれまでの大阪の政治で、皆さんに見えなかったところ、それを見えるようにしました。非難もうけましたが、これまでの大阪の政治は、皆さん市民に分からないところで、こそっと政治をやって、そして自分たちの甘い汁をずっと吸ってきた。そして大赤字の状況になってきた。維新の会は全てを明らかにしました。政治が注目されるようになった。この大阪においても、この選挙戦においても、普通のこれまで政治に関与しなかった若者や、一般の有権者の皆さんが、しっかりとこの大阪の政治大丈夫なんですかと、こういったように、この政治に注目してもらえるようになりました。

我々は全ての情報をどんどんどんどん外に出して、そして皆さんにこの大阪の政治を見てもらいました。それで大阪はちょっとずつ、ちょっとずつ、確実に良くなってるんです。政治家に厳しい政治をしなければなりません。皆さんに分からないように内緒の政治をすることが一番楽なんです。それを今までやってきたから大阪は成長しなかった。医療や教育や福祉といった住民サービスも充実してこなかったんです。

市長報酬のカット、退職金もゼロ、身を切る改革


我々維新の会、しっかりと皆さんに政治のいい面も悪い面も全部外に見せるようにしました。そして、それを反省して、自分たちの身を切る改革をやったんです。今回の市長選においても、私、市長報酬のカット、退職金もゼロ、身を切る改革、まず掲げさせてもらってます。これは松井知事も橋下市長も、維新の仲間もやってきたことなんです。これをしたところで、大阪市、これだけ大きな大阪市の財政ですから、その財政の効果はほとんどありません。

しかし、大切なことは、しっかりとトップ自らが身を切る改革、報酬のカットもやって覚悟を示して行政のムダをなくしていく、公務員の厚遇問題をなくしていく、そして財源をしっかりと生み出す。生み出した財源で医療や教育や福祉を充実させること。大阪を成長させることが大切なんです。

相手方の候補の方は、我々とマニフェスト、似たようなものを作ってきてますが、市長報酬の削減、身を切る改革、そこだけは一切触れておりません。私が討論でここを問うても、そこはやらないと言っています。その結果、よく見てください。公務員改革についても、全く触れられていないんです。まさに、過去の政治家に甘い政治、行政に甘い政治、それを復活させようとしています。

だからこそ、全く考え方が違う自民党や民主党や共産党、普段じゃ色々議論をしているフリをしていますが、この場においては一致団結して、政治家の既得権を守ろうとしてるんです。そこで、立ち止まってはいけません。確かに壁は大きい。普通の国の選挙においては、自民党と他の野党が選挙をする。しかしながらここでは、自民党、民主党、共産党が一緒になって、私の目の前に大きな壁を作っています。高い壁を作ってる。私が、その壁をしっかりと乗り越えていきます。高ければ高いほどいいです。しっかり乗り越えていく。乗り越えがいがあります。その先にこの大阪の成長、それが待っているんです。乗り越えなければなりません。

選挙に行かないから完全に政治家になめられてた


皆さん、古い政治に戻してはいけない。子どもたちの教育についてもそうなんです。今まで、この子どもたちの教育、ほとんど政治政策がありませんでした。これは私たち現役世代にも問題があります。現役世代は選挙に行きません。選挙に行かないから完全に政治家になめられてたんです。政策も全くない。子どもたち、本当はこの大阪を担う子どもたちですから、しっかりとこの教育を受けれるような環境を作らなければなりません。親の所得格差が教育格差にならないようにする。しっかりとそれを行政の力でやっていかなければならない。子どもたちの教育、そして子育て、これが本当に大切なんです。

我々維新の会になって、この予算を6倍ぐらいに増やしました。しっかりと私自身も、これをさらに増やしていきます。しかし財源が必要。そこでどうするのか。だからこそ、市長報酬も削減し、そして行政のムダもなくしていく。そういった活動が必要なんです。将来のこの大阪を担う子どもたち、孫たちがしっかりとこの大阪に生まれて良かった、教育を受けやすい、そしてこの大阪で成長して、さらに大阪を盛り上げていこう、そういった子どもたちが1人でも増えるような、そんな大阪を実現します。

30億円の財源、敬老パスの負担はお願いを続ける


そして、高齢者の福祉の問題。これについては今回、本当に考え方の違いが出ます。相手方、敬老パスのタダを復活させる。50円の負担をなくすという、このまさに選挙前のばらまき作戦に出てきました。皆さん、この敬老パスというのは、大きな税金がかかっています。そしてこの大阪市、大阪市だけだったんです。このあまたある市町村、そして財源が豊かな東京都ですら、この敬老パス、一部、高齢者の方に負担をお願いしています。それが完全に無料というのは、この大阪市だけだったんです。それで使っていた税金、80億円、90億円、しっかりとこの大きな税が使われています。

維新の会で改革をやった。年間3000円の負担と50円の負担のお願いをしました。財源がいくらでもあれば、本当にタダがいいかもしれませんが、50円の負担をお願いすることで、30億円の財源が生まれました。私は柳本さんにこう言いました。この30億円の財源、新たに必要になります。どの住民サービスを逆にカットするんですかと問いましたが、それについては答えませんでした。どんどんどんどん借金も膨らむ、あるいはできないことを言っているとしか思えません。

我々維新の会、私、吉村はこの30億円の財源、敬老パスの負担はお願いを続けます。50円の負担をお願いし続けます。子ども、小学生でも初乗りで90円の負担をお願いしてる。この地下鉄を乗るというサービスを受ける以上、50円の負担は申し訳ないですけども、お願いします、ということを続けます。

ただそのかわり、30億円の財源が打てる、この30億円の財源を使って本当に支援が必要な高齢者の方に、しっかりとこの行政のサポートをいたします。例えば、在宅の独居、高齢者の方、たくさんいらっしゃいます。もし災害があれば、一番最初に被害に合われるような方、そういった方は今まで放置されてきました。住吉区で先駆的にやっておりますが、どういったところに、そういった高齢者の方がいらっしゃるのかっていうのをしっかりと行政で把握する。そして見回りサポートをする。3億円かかりましたが、それを広げていかなければならない。

あるいは、特別養護老人ホームに入りたくても入れない高齢者の方がいらっしゃいます。平成29年までにこの特別養護老人ホーム、待機高齢者がゼロになる、というペースでしっかりと整備を進めています。大切なことは、私が言いたいことは、この選挙前に広く浅くばらまきをするということはできませんが、しっかりと浮いた財源で、本当に支援が必要な高齢者の方に行政のサポートをする。今までスポットライトが当たってなかった方々、票の数でいえば少ないかもしれませんが、行政の役割として、しっかりと支援が必要な人にサポートをする、それをやっていきます。

こんな政治力のない大阪に誰がした


そして最後に大阪の成長です。国会議員を経験して思いますが、大阪府と大阪市がバラバラのままでは、大阪は成長しません。これまで、大阪一極集中主義を許す、今の大阪は完全に地方都市に成り下がっています。横浜に抜かれ、そして名古屋にも抜かれるでしょう。リニアだって、リニアだって名古屋で止まるんです。こんな大阪に誰がしたんですか。こんな政治力のない大阪に誰がしたんですか。

維新の会、良くも悪くも今、大阪の政治は注目されている。しっかりとした大阪に政治力をもって、その政治力をしっかり維持して大阪府と大阪市が一体になって大阪の政治を進めていきます。大阪の成長を進めるためには府と市がバラバラではダメなんです。この大阪の政治を前に進めるためにも、大阪府と大阪市、一体になって松井知事と私、吉村で一体になって、この大阪の成長を目指していきます。

東に東京があるんであれば、西に大阪がある。この二局の二つのエンジンでこの日本を引っ張る、そんな大阪になる。子どもたち孫たちがこの大阪に生まれて良かった、この大阪に成長して良かった、大阪を支えていこう、そう言ってもらえるような、そんな大阪を実現させます。

過去の古い政治、これに戻してはいけません。今回、私の目の前にある、大きな壁。自民党、共産党、民主党というこの組織票の大きな壁。それをしっかりと乗り越えていきます。そして、橋下市長がやった改革。それをしっかりと推し進めていく。さらに私は橋下市長を乗り越えて、前に進みます。そのためには皆さん、今回、選挙は絶対に負けられません。これまで橋下市長、松井知事のタッグでしっかりと大阪を引っ張ってきました。これからは、私、吉村と松井知事で、しっかりと大阪、引っ張っていきます。古い政治には戻させません。

11月22日、「いいふうふの日」、この大阪において、府と市がバラバラだったり、ねじれ合ったり、そんなことをしては大阪は不幸です。この「いいふうふ」に橋下市長をしっかりと引き継いだ、私、吉村と松井知事が、「いいふうふ」になれるように、しっかり頑張って参ります。
そのためには、皆さまの後押しが必要です。しっかり頑張ります。どうぞ皆さん、後押しをよろしくお願い申し上げます。今日からしっかり頑張っていきます。ありがとうございます。


選挙ドットコム


編集部より:この記事は、選挙ドットコム 2015年11月8日の記事『「自民党、共産党、民主党というこの組織票の大きな壁。それをしっかりと乗り越えていきます。」吉村洋文大阪市長候補 第一声全文書き起こし』を転載させていただきました(見出しはアゴラ編集部で改稿)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は選挙ドットコムをご覧ください。

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