「SMAP解散」速報記事ヨミトキ!?

2016年01月13日 19:30
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▲20周年を迎えた「SMAP×SMAP」。グループ解散なら終了か(フジテレビサイトより)

どうも新田です。本日も商談でオリジナル・スマイルを披露したところです。
国民的グループの「解散」ということで、まあ、世間はアレやコレやと想定の範囲内を地で行く大騒ぎなわけですが、お昼を迎えた時点では情報がやや錯綜していました。

芸能界のニュースに関しては一般のみなさんと変わらない門外漢ではございますけど、記者時代の経験から自分の担当領域ではないニュースの見方もそれなりに身につけさせられていたこともあり、気分転換がてら眺めてみましょうか。

まずは第一報。最初のポイントは日刊とスポニチの2紙そろい踏みという点です。つまり、功を焦った1社の記者が「えいや」で飛ばし気味で書いたのではないということですね。ただ、今回は、それで「複数の社が報道したことで流れが固まるのかなー」と思いきや、芸能レポーターのベテラン井上公造さんが「775」でこんな発信をしてネット上のニュースは微妙にカオス化。

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http://7gogo.jp/geino-reporter/79169 

まあ、これで解散撤回ということであれば、井上さんの取材力の方が上回ったことになりますが、一つ言えるのは、日刊とスポニチの間では「解散」に向けて前のめりであることは共通しているものの、実現するかは微妙に温度差があることが表現から読み取れます。

(日刊)SMAP解散!育ての女性チーフ退社で木村以外退社
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1591442.html

(スポニチ)SMAP分裂 キムタク残留決意、4人に迷い…全員残留の可能性も
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/01/13/kiji/K20160113011849700.html

マネージャー飯島さんの退社は確定的にしても、最後の最後、木村さん以外の4人が出て行くことになるのか、番記者が事務所関係者を何人も取材し尽くして、スポニチさんの場合、担当記者もしくはデスクにこそ「迷い」があるわけです。そういえば、スポニチは神田正輝さんと三船美佳さんの一件で飛ばして2人から「完全否定」されて釈明会見に「出禁」を食らったばかりということもあってか「及び腰」になっているのかもしれません。

あくまで外から見ただけの推測ですが、複数紙が一斉に報じているあたり、おそらくジャニーズ担当記者の間では、飯島さんが独立を模索して周辺に根回しし、事務所と交渉していたことは「公然の秘密」だったのでしょう。報知、サンスポ、デイリーの担当記者はたまたま、その日に他の取材やらで目を離し隙に出し抜かれ、地団駄を踏んでいるはず。

複数の報道でも3紙、4紙と一斉に書いてきたのなら、まあ、流れ確定って感じですが、2紙だけ特ダネを書いた場合で、しかも微妙に温度差がある場合は、読者の立場としては、展開を読むのは意外に難しい。永田町の政局、企業の合併・人事情報と同じで、利害関係者の異なる思惑が複雑に絡み合うセンシティブな状況にあるわけで、取材源がそれぞれのポジショントークをすることは冷静に踏まえないとなりません

それはスポーツ紙の芸能記者も同じことで、ジャニーズにケンカを売ることも辞さない東スポを除く大手5紙の場合、事実上、記者と取材先の関係性は「記者クラブ的」になっているわけで、どうしても取材先の当事者で一番力を持っている側の意向が強く出かねません。スポニチの解説記事なんかは典型的。

もともと女性マネジャーはSMAPを国民的グループに育てあげテレビ局などに対し大きな力を持つようになり、メリー氏の長女で、同じく同事務所副社長のジュリー藤島氏と確執があるとささやかれていた。

この状況を週刊誌が「後継者争い」と誤ったとらえ方をしたことにメリー氏が激怒。インタビューの席に女性マネジャーを呼び出し「(事務所を)出ていってもらう!」と叱責(しっせき)。このてん末が誌面に掲載され、女性マネジャーは「もう事務所には残れない」と周囲に漏らすようになった。

もともと外形的に「後継者争い」があったように推測できますが、週刊誌が誤報したとばかり書くあたり、今回の場合も、出て行く側の飯島女史より、副社長のメリーさん側の意向が微妙ににじんでいるようで、「お家騒動」の報道をフラットにするのは一筋縄ではいかなそうです。

そんなこんなで、お昼過ぎに打ち合わせを終えた時にスマホを見たら、一般紙や通信社も夕刊に間に合わせる為に追いかけ取材した成果を配信し始めました。印象に残ったのは共同通信のツイッター。

「関係者が取材に応じず確認が難航」って、なかなか正直だ(笑)一般紙や通信社の場合、テレビ・芸能担当の記者でもスポーツ紙ほど事務所に張り付いているわけではないので、特別にジャニーズ内部に人脈を持っていない場合は、こういう「有事」の際、困るわけです。

自分も一般紙のスポーツ記者時代、一般紙が普段取材しないプロレス界で何か社会性のあるニュースが勃発した時に人脈や情報ルートをどう確保するか、なぜかボクシング担当の私のところにお鉢が回ってきて困った経験があり、共同の記者さんに同情します。ただ、読者視点で言えば、一般紙の場合、スポーツ・芸能絡みで確定的段階にならないと報じないことは確か。わかりやすい事例でいうと、「熱愛」は報じませんが、「婚約」「入籍」は報じるわけです。その点、一般紙・通信社の感覚がこのニュースを見る上で本日限りは「基準軸」になるかな。

朝日はこんな感じ。

国民的アイドルグループ「SMAP」のメンバーのうち4人が、所属するジャニーズ事務所と独立を協議していることが13日、わかった。関係者によると、グループの育ての親とされる女性マネジャーが退社する予定で、グループの今後について協議が続いているという。一部のメンバーが独立した場合、SMAPとして活動できなくなる可能性が高いとみられる。

読売はというと。

人気グループ、SMAPの一部メンバーが、所属するジャニーズ事務所と独立について協議していることが、13日分かった。

奇しくも「独立を協議していることがわかった」で両紙一致。まあ、様子見です。アゴラをお読みのオジ様世代で、新年会の雑談ネタをお探し中の方は、ご参考にしてください。本日も日本は平和でした。さて、仕事に戻ろう。ではでは。


新田 哲史
アゴラ編集長/ソーシャルアナリスト
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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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