仕事も人生も肝に命じている数式「100ー1=0」--- 恩田 聖敬

2016年02月15日 15:00

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100-1=0

新卒時代によく言われたことですが、改めて考えると、この式は仕事だけでなく、人生を物語る式でもあると思います。

接客業の基本です。
100人のお客様のうち、99人に笑顔を見せても、1人に無愛想にすれば、そのお客様にとっては笑顔0点です。

100人のスタッフのうち、99人が笑顔でも、1人が無愛想ならば、そのスタッフが対応したお客様にとって、「そのお店」は無愛想な店です。

一瞬の油断や気の緩みが、99%の努力を0にしてしまいます。しかも、それは個人の評価だけに留まらず、お店の評価も0にします。何とももったいない話です。
1度ついた悪い印象を覆すのは大変です。そもそも、2度とお店に来て頂けない可能性の方が高いです。だから、「一度フロアに出たら100%集中!」と教えられました。

かく言う私の経験としても、まさに「100-1=0」がありました。
学生の頃の話です。某飲食チェーン店に1人で入ったところ、オーダーを取りに来た店員は、「いらっしゃいませ」もなく、注文の確認もなく、ひと言も発せず厨房に消えました。この時点でかなりの不快感ですが、その店員は食事を持ってくる時も、無言で勢いよくトレイを叩きつけるように置いたのです。

これには、温厚⁉︎な私もキレまして、一口も口にせず代金を置いて店を出ました。

それ以来、私はそのお店は勿論のこと、全国にあるチェーン店にも足を踏み入れていません。これからも行く事はありません。
私が極端で子供染みてるだけかもしれません。しかし、たった1人の行動が私の評価を0にしたという事実に間違いはありません。

仕事以外の人間関係も同じです。一時の心無い言動で、まわりからの評価を無駄に落とさないように気をつけたいものです。普段頑張っているなら、尚更もったいないです。

ちなみによく勘違いされますが、
「100-1=0」=「1度の失敗も許されない。」
ではありません。

一所懸命な失敗は、ちゃんとまわりにも伝わります。どんどん前向きな失敗をしましょう。必ず未来につながります。

ちなみに、ブログ冒頭の数式を書いて写真を撮ったのは娘だが、「答え99なのに。変なの!」とボヤいてました(笑)大きくなったらわかってね。

恩田聖敬

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恩田 聖敬(おんだ・さとし)
1978年(昭和53年)岐阜県生まれ。京都大学大学院卒業後、2004年複合レジャー施設「JJ CLUB 100」を運営するネクストジャパンに入社。2009年には取締役就任。その後グループ会社であるアドアーズの常務取締役として全国のゲームセンター店舗を回り、希望退職を実施し、大規模な改革を行う。親会社のJトラストでM&A等を担当した後、14年4月に岐阜フットボールクラブの代表取締役社長に就任。サービス業の経験と、会社管理の経験をフルに活かし、サッカービジネスにエンターテイメントの要素を導入も、社長就任と同時にALS(筋委縮性側索硬化症)を発症。病を公表後も社長業を続投したが、15年11月末の公式リーグ最終戦を以って病の進行により、止む無く社長を辞任。


この記事は、岐阜フットボールクラブ前社長、恩田聖敬氏のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2016年2月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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