5月3日はゴミの日ではないのか?

2016年05月03日 11:20

五月三日だけは祝日と言っても祝う気になれない。

戦後日本の最大の粗大ゴミ、日本国憲法が施行されたゴミの日を祝う気にはなれない。

この憲法は、日本の繁栄を願って、日本人が作ったものではない。アメリカの占領政策の一貫として作られた憲法だ。しかも、性質の悪いことに、占領軍の草案を日本政府案として発表することが強要された。まさしく、嘘と偽りによって制定された憲法だ。

占領下の日本には、言論の自由が全く存在せず、憲法について自由に討議することが出来なかった。憲法の制定過程についての議論はタブーだった。徹底した検閲によって、新聞にせよ、雑誌にせよ、憲法についての自由な議論が禁じられていたのだ。言論の自由の無い時代に強制された憲法を、まるで日本人が作り、それを日本人が喜んだ、というのが、戦後最大の欺瞞の一つだろう。

憲法学者の多くは、その暴力と言論弾圧によって成立した憲法の制定過程に触れようとしない。よいものはよいのだ、という幼稚な論理で制定過程を無視する。憲法制定権力の問題を無視して、日本人の意見が取り入れられた部分があるから、日本製の憲法だ、などと詭弁を弄する。

嘘だ。日本国憲法はマッカーサーの意向で作られた。

当初、自衛戦争も禁止すると言いながら、情勢の変化を受けて、マッカーサーが自衛のために戦うことは可能だというと、憲法解釈が180度回転する。吉田茂は国会で自衛のための戦いも出来ないと答弁していたのに、憲法解釈を変更して、自衛のために戦えるのは当然だと居直る。立憲主義の破壊というべき解釈改憲だった。(詳細は拙著『平和の敵 偽りの立憲主義』を参照)マッカーサーの意向によって作られ、解釈されたマッカーサー憲法である証拠だろう。かつて中曽根康弘総理が「憲法改正の歌」を作った際に、「マック憲法守れとは マ元帥の下僕なり」と喝破したが、その通りだ。

今日は憲法記念日、この憲法がいかに出鱈目な経緯で強制された憲法であるかを確認する日としたい。

【憲法に関する勉強会のお知らせ】

【とき】

平成28618日土曜日13時受付開始

13時半~17

(途中休憩アリ、講演3時間、質疑応答20分間)

【ところ】

都内某所。東京駅の付近です。参加者の皆様には担当者から連絡させて頂きます。

【内容】

戦後、マッカーサーに強要された日本国憲法。一体、いかなる経緯で日本国憲法が成立したのか、また、安全保障政策はどのように変遷したのか、そして、いかなる改憲論、護憲論があるのか、憲法全般の問題について、一気に講義します。『正論 スペシャル』の憲法マップで紹介したすべての議論について、更に深く解説します。

【参加費】

5,000(学生3,000)

お申込みはこちらからお願い致します。人数に限りがあるので、お早目にお申し込みください。


編集部より:この記事は政治学者・岩田温氏のブログ「岩田温の備忘録」2016年5月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は岩田温の備忘録をご覧ください。

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