投資における「いかがわしさ」の重要性

2016年06月03日 11:30

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「フォーブスジャパン(Forbes Japan)」で「マイナス金利時代の資産運用術」という連載を開始しました。昨日初回分がアップされましたが、お陰様でアクセス数は好調のようです。

金利低下で債券投資の妙味が薄れ、株式市場が不安定な動きを続けている中、金融資産だけを使った資産運用には限界があると考えています。自分自身の資産運用も5年前から不動産シフトを開始し、今や運用資産の大半が金融資産から不動産を含む実物資産に入れ替わってしまいました。

今回は日本の不動産に投資をすべき理由をまとめてみましたが、内容としては「初めての人のための資産運用ガイド」をコンパクトにまとめたものになっています。

インカムゲイン、借入によるイールドギャップ、タックスメリット・・・不動産投資には様々なメリットがありますが、その一番の魅力は「いかがわしさ」ではないかと思います。そもそも「投資」という言葉には、あぶく銭を楽して儲けるといったネガティブなイメージを持っている日本人が多いと思います。最近でこそ、NISAや投資信託の普及によって、金融資産に関しては少しずつイメージが変わってきました。

しかし不動産投資、ワンルームマンション投資というと、未だに「怪しい」「騙される」「危ない」とダーティなイメージを持っている人が多いのです。

マイナス金利の長期化と不動産投資のすそ野の広がりによって、金融商品と同じように不動産投資に対するこのようなマイナスのイメージは、徐々に払しょくされていくと予想しています。そうなると、今まで懐疑的だった人たちが市場に参入をはじめ、真っ当な投資先として徐々に認知されるようになるはずです。しかし、投資家が増え、市場が一般化すればするほど、投資対象としての魅力は薄れていきます。

実物資産で超過収益を狙うには、「歪み」が解消される前にそれを取りにいかなければなりません。今年に入ってからの個人投資家の動きを見ていると、金融資産から実物資産へのシフトを顕著に感じます。誰もが当たり前のようにワンルームマンションを投資対象として保有しているような段階では、価格も利回りも今とはすっかり変わった水準になっているかもしれません。

不動産投資をもっと多くの人に知ってもらいたい。投資啓蒙を進める立場として、そう思います。

しかし、1人の個人投資家としては不動産投資の「いかがわしさ」がいつまでも無くならないで欲しいと思ってしまうのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年6月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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内藤 忍
資産デザイン研究所社長

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