都知事選の主要3候補?と放送の政治的公平性

2016年07月20日 14:10

都知事選の「主要3候補」。
ご存知の方も多いでしょうが、小池百合子さん、鳥越俊太郎さん、増田寛也さんのことです(50音順)。

知名度、政党のバックアップ、世論調査の結果などから、確かに多くの票を集める可能性があるトップ・スリーなのかもしれません。

しかし、選挙報道、特にテレビを見ていると、主要3候補があまりにも優遇されすぎており、政治的に公平ではなくなっていると感じます。

昨日は、立候補者が21名いる中で、この3名だけフジテレビのバラエティー番組「バイキング」に生出演。こんなことをされては、有権者は、この3人のうちの誰かに投票すれば良いと印象付けられてしまいます。

一部の人たちだけ、テレビという影響力の大きい媒体で強力なアピールをしているという状況。これは、テレビに出れなかった候補者からすれば、自分たちはいないものとされてしまっていることと同義です。

有権者の側からしても、しっかりとした政策を持っていて、都知事としての資質も申し分ない方がいても気付く機会がないということになります。

私は放送法を変えてテレビの政治的公平性は見なおすべきだと考えていますが(公共放送局であるNHKは別です)、それはそもそも公平にやるのは難しいため、立場を明確にした各社から様々な角度で情報発信が行われた方が民主主義の発展に寄与するため、そして政権の介入をおそれることによる萎縮をなくすためです。
http://ameblo.jp/koutamatsuda/entry-12144384653.html

今回のような番組は、私の考えが実現した場合には有りだと思います(その際は、テレビに出るための方策が模索されたり、新しい戦い方が考案されたりして、選挙戦の在り方が大きく変わることになるでしょう)。

しかし、現状の放送法4条の下では、法律に反するおそれのあるアンフェアなものであると言わざるを得ません。

これが正しく「中立性を装いながら、こっそりと印象操作をしている」、もっとも問題の有るやり方だからです。

各局は、「放送法の規定があるので、選挙が近くなると立候補者がテレビに出演しないよう自粛している」と言い、政治的公平性をアピールしています。

ところが、そう言いながら選挙期間中の番組には、一部の候補者だけを選別して呼んでいる。

おかしくないでしょうか?
是非とも皆さんには、今回の都知事選を通じて政治的公平性についても考えて頂ければと思います。


編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会)のオフィシャルブログ 2016年7月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。

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松田 公太
タリーズコーヒージャパン創業者、前参議院議員

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