ビジネスパーソン必見!英語は頑張っても上達しない

2016年10月14日 06:00

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写真は講演中の西澤ロイ

文科省「2015年度の調査結果」では、全国の国公立の中学3年生と高校3年生を対象にした、英語の「読む」「聞く」「書く」「話す」4技能に関する習熟度が明らかになっている。それによれば、中3は「書く」以外で国が卒業時の目標に掲げる「英検3級程度」に届かない層が約7〜8割を占めている。中~高時代の苦手意識がそのまま社会人になっても払拭できずにいるともいわれている。

「無理に頑張るから英語が苦手になるのです。英語は簡単です!」と答えるのは、ラジオのパーソナリティや「イングリッシュ・ドクター」(TM)として活躍している、西澤ロイ氏(以下、西澤)である。10月に上梓する『頑張らない英単語記憶法』(あさ出版)が絶賛話題中とのことだ。

世間に蔓延る間違った勉強法

――西澤のTOEIC最高スコアは(990点)の満点である。実はそれほどの努力は要さなかったそうだ。英語を勉強しようと思った契機やエピソードについて次のように答えている。

「大学は英語学科に進学したのですが、普通に話せるようになりたいと思いました。本を読み漁り、英語漬けの環境を続けたことで学生中にはTOEICのスコアは900点を超え、英語でのコミュニケーションには全く困らないレベルにまで達することができました。」(西澤)

「英語は暗記科目ではありません。理屈をつけて覚えるようなものでもありません。人が生まれつき持っている『感覚』で理解できるものです。英語をあるがままに捉え、受け入れて使うのです。『頑張らない英語』とは、そのような意味を込めています。」(同)

――ビジネスパーソンの多くが英語を苦手なものとして考えている。西澤は、これらの問題は英語の間違った勉強法にあるとしている。例えば、単語帳などを買ってきて覚えようとしても効率的ではない。単語の暗記をいくらしても、自分自身で納得感がなければ使いこなせないからである。

「CDを聞き流すことで学習力が向上するスピードラーニングという方法があります。まずCDを聞き流してもダメです。聞き流すことによって、『英語に慣れる』程度の効果はあるでしょう。でも、もし聞き流すだけで英語がうまくなるなら、CDを聞いたり、テレビを見るだけでピアノやサッカーが上手になっているはずです。」(西澤)

「必死に英会話スクールに通う人がいます。しかし、ネイティブな人と会話するだけではダメです。スポーツに例えるなら、英会話は本番の『試合』に当たります。その前にしっかりと『練習』をしない限り、本番では力が出せないでしょう。やみくもにスクールなどに通っても得策ではありません。」(同)

英語を上達するためのヒント

――上達させるのは何が必要なのだろうか。西澤は「納得感」が重要であるとしている。

「英語を暗記科目だと勘違いしている人が多いですがそれは間違っています。英語は、日本語とは大きく違いますから、丸暗記をしても、なかなか上達できません。脳科学的にも丸暗記は向いていないことが明らかになっています。」(西澤)

「英語を勉強だと思っている人がいますがそれも間違いです。英語はコミュニケーション・ツールであり、使う機会を増やさない限り上達はしません。」(同)

――英語が上達することで得られるメリットは多い。業種業態を問わず海外の情報を入手し易い立場にあるのでビジネスチャンスにも恵まれる可能性が大きい。英語の重要性はさらに高まってくることが予想される。

「ビジネスに関わらず、様々な局面で活用できるところに英語の面白さがあります。日本語に翻訳された海外の小説もありますが、原書ではどのように記されているのか気になるものです。英語のリーディングが得意になれば原作を楽しむこともできます。原作で楽しめれば出版されるまで待つ必要もなくなりますよ。」(西澤)

英語はコミュニケーション・ツールなので間違った勉強法を頑張ってはいけないようだ。正しく楽しくなければ効果があらわれにくいのでご留意のほど。

尾藤克之
コラムニスト

PS

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